早太郎伝説
2007-08-22 | 旅
昔むかし、600年も前、
信州の光前寺というお寺で、山犬が三匹のかわいい子犬を生んだそうです。
お寺の和尚さんは、母犬が山へ帰ろうとしたときに、子犬を一匹置いていってほしいと頼み、母犬は一匹の子犬を置いていきました。
その子犬は、強くて走るのが速かったので、和尚さんは「早太郎」という名前をつけました。
早太郎は、熊や猪にも負けない強い犬に育ちました。
何年か経ったころ、遠州(静岡県)では、祭りの日に、若い娘のいる家に、白羽の矢とんできて、矢のささった家の娘は箱に入れられて、お宮へ供えなければなりませんでした。そうしないと、畑の作物が一晩で荒らされてしまうのでした。
ある年の祭りの日、通りかかった旅の僧が、隠れてその様子をみていると、ばけもののようなものが、
「信州信濃の早太郎、このことばかりは知らせるな。早太郎には知らせるな」
と歌いながら、娘をさらっていきました。
その旅の僧は、なんとか若い娘を人身御供にすることをやめさせたいと、
ばけものがうたっていた、信州信濃の早太郎を捜そうと思って探し回りました。
そして、ようやく光前寺にいる早太郎を見つけて、和尚さんに早太郎を貸して欲しいと頼んだのです。
話を聞いた和尚さんは、早太郎に「行って助けてやりなさい」と言い、
早太郎もそれに「ワン!」と応え、遠州にいきました。
お祭りの日、箱の中には若い女性の身代わりに早太郎が入り、お宮に運ばれていきました。
ばけものが、
「信州信濃の早太郎、このことばかりは知らせるな。早太郎には知らせるな」
と、うたいながら箱のふたを開けると、箱の中から早太郎が飛び出して、怪物にとびかかりました。
早太郎は、ばけものと闘いました。
ばけものと早太郎の声が村中に響き渡り、その声はそれはそれはものすごく恐ろしかったそうです。
早太郎は、ばけものと闘い続けてとうとうやっつけましたが、
早太郎も体中にキズを負っていました。
次の日、旅の僧や村人がお宮に行ってみると、三匹のムジナ(ヒヒ)が血まみれになって死んでいました。
しかし、早太郎の姿はなく、僧は一生懸命さがしましたが、見つけることができませんでした。
そのころ早太郎は血まみれになりながら、遠州から信州の光前寺まで力を振り絞って帰りつきました。
そして、和尚さんにばけものを倒したことを告げるように「ワン!」と一声吠えると、息を引きとったのでした。
これは、信州駒ヶ根に伝わる「霊犬早太郎」のお話です。
千畳敷カールの帰りに早太郎の生まれ育った「光前寺」に寄りました。
早太郎のことはおいといても歴史のある天台宗の大きくて立派なお寺です。
本堂まで行くと、早太郎の像があり、早太郎物語ビデオも上映されていました。
お墓もありました。
上のお話は、うろ覚えですけど早太郎伝説の大筋です。
『日本むかしばなし』でも取り上げられいたそうです。
また放送してくれないかなー。
信州の光前寺というお寺で、山犬が三匹のかわいい子犬を生んだそうです。
お寺の和尚さんは、母犬が山へ帰ろうとしたときに、子犬を一匹置いていってほしいと頼み、母犬は一匹の子犬を置いていきました。
その子犬は、強くて走るのが速かったので、和尚さんは「早太郎」という名前をつけました。
早太郎は、熊や猪にも負けない強い犬に育ちました。
何年か経ったころ、遠州(静岡県)では、祭りの日に、若い娘のいる家に、白羽の矢とんできて、矢のささった家の娘は箱に入れられて、お宮へ供えなければなりませんでした。そうしないと、畑の作物が一晩で荒らされてしまうのでした。
ある年の祭りの日、通りかかった旅の僧が、隠れてその様子をみていると、ばけもののようなものが、
「信州信濃の早太郎、このことばかりは知らせるな。早太郎には知らせるな」
と歌いながら、娘をさらっていきました。
その旅の僧は、なんとか若い娘を人身御供にすることをやめさせたいと、
ばけものがうたっていた、信州信濃の早太郎を捜そうと思って探し回りました。
そして、ようやく光前寺にいる早太郎を見つけて、和尚さんに早太郎を貸して欲しいと頼んだのです。
話を聞いた和尚さんは、早太郎に「行って助けてやりなさい」と言い、
早太郎もそれに「ワン!」と応え、遠州にいきました。
お祭りの日、箱の中には若い女性の身代わりに早太郎が入り、お宮に運ばれていきました。
ばけものが、
「信州信濃の早太郎、このことばかりは知らせるな。早太郎には知らせるな」
と、うたいながら箱のふたを開けると、箱の中から早太郎が飛び出して、怪物にとびかかりました。
早太郎は、ばけものと闘いました。
ばけものと早太郎の声が村中に響き渡り、その声はそれはそれはものすごく恐ろしかったそうです。
早太郎は、ばけものと闘い続けてとうとうやっつけましたが、
早太郎も体中にキズを負っていました。
次の日、旅の僧や村人がお宮に行ってみると、三匹のムジナ(ヒヒ)が血まみれになって死んでいました。
しかし、早太郎の姿はなく、僧は一生懸命さがしましたが、見つけることができませんでした。
そのころ早太郎は血まみれになりながら、遠州から信州の光前寺まで力を振り絞って帰りつきました。
そして、和尚さんにばけものを倒したことを告げるように「ワン!」と一声吠えると、息を引きとったのでした。
これは、信州駒ヶ根に伝わる「霊犬早太郎」のお話です。
千畳敷カールの帰りに早太郎の生まれ育った「光前寺」に寄りました。
早太郎のことはおいといても歴史のある天台宗の大きくて立派なお寺です。
本堂まで行くと、早太郎の像があり、早太郎物語ビデオも上映されていました。
お墓もありました。
上のお話は、うろ覚えですけど早太郎伝説の大筋です。
『日本むかしばなし』でも取り上げられいたそうです。
また放送してくれないかなー。
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