旅の途中で

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美の響演展

2013年06月28日 23時22分51秒 | アート
中ノ島にある国立国際美術館で、「美の響演展」を見てきました。

副題に「関西コレクションズ」と書かれている通り、関西の複数の美術館から作品を借りてきて展示しています。
そのせいか、作家も作品自体も一度はどこかで目にしたことがあるような、超有名な物が多くて、すごいテンション上がりました



特に有名な作品というと、ピカソの青の時代から「道化役者と子供」でしょうか。
青がめちゃめちゃ綺麗です。あと線の素晴しさ。
多分教科書にも載ってるんじゃないですかね?

他にずらずらっと並べると、

マックス・エルンスト「灰色の森」

ジュール・バスキン「バラ色の下着の少女」

カンディンスキー「絵の中の絵」

アンリ・マティス「鏡の前の青いドレス」(上の写真のポスター)

マルセル・デュシャン「L.H.O.O.Q.」(モナリザにヒゲ描いちゃったやつ)

マルセル・デュシャン「トランクの中の箱」

ルチオ・フォンタナ「空間概念」(真っ青のキャンパスを切り裂いただけの作品)

ジャコメッティ「鼻」

アンディ・ウォーホル「マリリン」

この辺りがよく知られていると思います。

個人的には、大好きなマーク・ロスコの作品が良かったです。
画面を何色かに分けて塗られているだけの抽象絵画なんですが、この画面分割のバランスが大好きです。

マン・レイの「イシドール・デュカスの謎」も面白かったですね~。
「何か」を梱包している作品なんですが、すごく想像力を掻き立てられます。

フランク・ステラの巨大な作品「ゲッティ廊」もすごかったです。
わざと塗り残した部分の緊張感が、その画面の大きさも伴って、作品の中に吸い込まれてしまいそうでした。



写真右のクリアファイルは、リキテンシュタインの作品。
モネの「睡蓮」を題材に製作した版画です。
デザイン的でクリアファイルにぴったり。

左のポストカードは、上からカンディンスキー、エルンスト、ロスコ。

どれも格好良い作品です。

部屋の照明が悪いので、ロスコの色が全然出てないですが(^^;
本物はもっと良いんですよ~


実は今回、お仕事を休んで行ったんですよ。
平日の美術館はめっちゃ空いてて、豪華な作品達をじっくり見れたのが良かった!
贅沢な時間でした。