私にしてはめずらしく、一気にほぼ一日で読み終わりました。
連休最後の7月21日の朝、涼しさを求めてスタバに入って読み始め。
ふと気がつくと2時間経っていた。周りを見渡すと、いつの間にか店内は人がいっぱいで、さすがにこれ以上ねばるわけにはいかないか~(^^;と、一旦家に帰宅。
でもどうしても続きが気になって、結局その後部屋で最後まで読み続けました。
解説にも書いてありましたが・・・・まじで、途中で読むのを止められなくなりますよ!
もしこの本を読まれる時は、忙しい時じゃなくて一日ヒマな日を作って、じっくり没頭する覚悟の方が良いです!
用事が入っていると、途中で本を閉じないといけないのが悲しいくらいです
作者の高野和明さんは、デビュー作になる「13階段」で知りました。
大好きな宮部みゆきさんが大絶賛していたので読んでみたのですが、これもめちゃくちゃおもしろかったです。
そして本書「グレイヴ・ディッガー」。
表紙の絵が少々怖いですが、内容もなかなか怖いです。
でもホラーじゃないから大丈夫ですよ。
主人公は、ケチな犯罪を繰り返していた八神という男。
でもこの人は根っからの悪人じゃなくて、実は結構気の良いヤツなんです。
ある日、生まれ変わろうと決意して骨髄バンクに登録します。
そして骨髄を提供する患者が見つかり、いよいよ明後日が移植手術・・・という時に、連続殺人事件に巻き込まれてしまいます。
無事に患者に骨髄を届けるために、殺人犯、謎の組織、さらに自分を疑う警察の3者から逃げて、病院を目指すお話です。
これ、実は1晩に起こった出来事を書いているんです。
東京の北から病院のある南まで、東京を縦断して逃げ回るわけです。
逃亡のサスペンス、警察の推理に魔女狩りの伝説まで複雑に絡み合っていくんですが、内容はすごくわかりやすいです。
単なるサスペンスじゃなくて、社会問題なんかも絡めて読み応えバッチリです
うーん、長くなっちゃった・・・・