旅の途中で

絵のこと音楽のこと本のことetc・・・趣味全開でスケッチスケッチ!

宮部みゆき月間でした

2012年05月28日 23時19分33秒 | そのほかのこと
5月は毎週月曜の21時から、宮部みゆきさんの原作がドラマ化されてました。
宮部さん好きとしては、憂鬱な月曜日がちょっと待ち遠しくなるありがたい企画でした(笑)

1週目 「理由」

2週目 「スナーク狩り」

3週目 「長い長い殺人」

4週目 「レベル7」

宮部さんの濃い作品を、約2時間のドラマに圧縮するのは難しかったと思います・・・

私は全部原作で読んでいますが、結構前だった事もあり、ほとんど内容を覚えていないという体たらく(笑)
おかげで(?)ドラマも新鮮な気持ちで楽しめましたとも

もちろん、原作に比べると内容が浅くなってしまうのは仕方ないんですが、
どの作品もけっこう丁寧に作っている感じがして嬉しかったです。

役者さんも味のある方達が出ていましたし。

理由の、辛い過去を隠して淡々と捜査をする寺尾聰さんとか・・・
スナーク狩りの、悲しいお父さんを演じた柄本明さんとか・・・
長い長い殺人の、やさぐれてる探偵の仲村トオルさんとか・・・
レベル7の、怖いんだけど実はマジメな刑事の佐野史郎さんとか・・・

個人的には、「長い長い殺人」が一番見ごたえあったかなぁ。
元々、原作でもすごく好きな作品なんですが。
オムニバス風な一見バラバラな話が、どんどん絡みあっていくのがたまりません。
物語の語り部が「財布」だし。

「レベル7」も、ハラハラドキドキとストーリーの濃密さが面白かったです。
真の主役は、あのジャーナリストの人だよなぁ~と思います
主人公達も、手の平の上で踊らされていたというね。

最後のどんでん返しが痛快!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

テレビ雑誌で知ったんですが、夏の新ドラマで東野圭吾さんの作品を、
一話完結で毎週放送するそうですね!

これも楽しみだなぁ~



最近読んだ本

2012年05月27日 17時59分07秒 | 
 「鬼の跫音(あしおと)」 道尾秀介 著

図書館の返却期限が今日までだったので、頑張って読みました

これは道尾さんらしさがギュッとつまった、「怖い」「不気味な」要素が強く出ている短編集だと思います。
短編集なんで、ひとつひとつはさらっと読めてしまうんですが、読み進める度に心の中に重いものが乗っかっていくような感覚でした・・・

でも、私もだいぶ道尾さんの作風に慣れてきたのか?救いの無い苦しい物語ばかりでも、読み進める事ができましたよ

ストーリーの展開も、予想もしない方向に転がっていくのが怖いけど面白かったです。

それぞれの物語には関連性はないんですが、ひとつだけ共通点があります。

「鴉(からす)」です。

何をするわけでもなく、主人公がふと目を向けた方向にいたりするんですが、この鴉の存在感が不気味で印象的でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、次も道尾さんで「骸の爪」を読み始めました。
真備シリーズです。

他にも気になる本は色々とあるんですよ~
東野さんの新作も読みたいし、6月には伊坂さんの新作も出るそうだし。






最近読んだ本

2012年05月24日 22時13分10秒 | 
 球体の蛇 道尾秀介 著

なんていうか、不思議な物語でした。

最初は、生々しいエピソードが出てきたり、残酷な子供が登場したり、さらに海辺の街という情緒ある風景と相まって、全体的に怖い・不気味な雰囲気が漂っていました。

主人公のトモも、幼い頃から両親の愛に恵まれず、その代わりに家族のように受け入れてくれた一家の母とその娘を亡くしています。
しかも、娘が亡くなったのは自分のせいだと思い込み、深く傷ついています。

そんな彼が、同じように深い傷を負っている女性と知り合い、のめり込んでいく姿が描かれていきます。

登場人物の誰もかれもが暗い影を背負っているようで、みんなが本音を隠しているような重苦しい空気が漂っていて。
ラストも、絶望しかないような予感もしつつ。


でも、めまぐるしく2転3転する物語に驚いているうちに、どんどん物語の印象が変わっていきます。


タイトルの「球体の蛇」の意味も、本を読めばすっきりわかります。
上手いです・・・


すごく読み応えありました!







金環日食

2012年05月21日 22時16分23秒 | そのほかのこと
今朝は朝6時にむりやり起きて、頑張って朝食食べて身の回りの用意をして・・・

日食グラスを持ち・・・

自転車にまたがって近所の公園へ!


というわけで、

大阪では282年ぶりの金環日食を見てきました

が、なんだか曇っている・・・

日食がピークになる7時28分頃には、公園に近所の人達がたくさん集まってちょっとした「観測イベント」状態だったんですが、太陽は雲の中・・・

子供達もたくさん来ていたので、ぜひぜひ晴れてほしかったんですが、結局最後までスッキリと青空が見えることはなかったです・・・

でもでも、時々雲の隙間からちらっと顔を覗かせてくれましたよ!
厚い雲のおかげで、写真まで撮れちゃったのは不幸中の幸いかな。



携帯ではここまでが精一杯ですが、奇麗な金の指輪状態でした。


次は、6月6日の金星が太陽の前を通る天体ショーですねっ
せっかく買った日食グラス、また出番があるのが嬉しい。




最近読んだ本

2012年05月20日 18時14分34秒 | 
 背の眼 道尾秀介 著

この本は・・・道尾さんのデビュー作になるのかな?
ホラーサスペンス大賞の特別賞を取った作品です。

今の道尾作品と比べると、「う、うーん・・?」と首を捻っちゃう部分が色々と垣間見えるのは当たり前ですが、それでも最後まで引き込まれて読めちゃいました。
ラストに向けて、謎が次々と解けていく過程が迫力ありました。

主人公は、作者と同じ名前の道尾というホラー作家です。
旅で訪れた山奥の村で、霊現象と遭遇してしまった彼が、大学時代の友人で今は「霊現象探求所」の所長をしている真備に相談を持ちかけて謎を解いていくお話です。

一応ホラーなんですけど、本格推理物になっているので、ホラーが苦手な私でも全然大丈夫!

でもやっぱり怖いから、慣れるまでは電車の中とか人が大勢いる場所でしか読めませんでしたが

山奥の村に伝わる忌まわしい歴史に、天狗伝説とか浮世絵とか日本的な要素が絡まって、いかにもな雰囲気が全編に漂っています。


この真備と道尾のコンビはシリーズ化されてて、何作か出ています。
真備は長身で、彫の深い奇麗な顔をしているという、割とありがちなキャラだったりしますが、むしろ友人の道尾くんがおとぼけで良い味出しています(笑)

このシリーズも、ぼちぼち読んでみたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次は、同じく道尾さんの「球体の蛇」を読んでみます。
その次は「鬼の跫音(あしおと)」が待っています。

早く読まないと、図書館に返す期限が来てしまうのです・・・



最近読んだ本

2012年05月13日 22時56分53秒 | 
 中途半端な密室 東川篤哉 著

「謎解きはディナーのあとで」で大ブレイクした東川さんの、デビュー前後の作品を集めた短編集です。

共通しているのは「安楽椅子探偵」物で、東川さんは昔からこういうスタイルの推理物がお得意だったんだなぁと思いました。

あと、登場人物達の軽快な会話のテンポとかもこの頃から健在。
名探偵役をする大学生男子と、ちょっと抜けてるその友達という迷コンビの掛け合いとかが絶妙です。

もちろん、今の方がよりパワーアップしている感じですが(笑)

表題にもなっている「中途半端な密室」は、「お!そういうのもアリか~」という、意外な着眼点が面白いです。

純粋に「本格推理物」を楽しむのにピッタリでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日、近所の小さな図書館に行ってきたんですが、なんと
大人気の道尾秀介さんの本が何冊もあって感激。
大体いつも貸し出し中ばっかりで残ってないんですが。

小さい図書館の方があったりするのかな・・・
しかもこの図書館、結構わかりにくいところにあるんですよね~
いつも迷いながら偶然たどり着く方式で通ってます・・・

ドキドキしながら3冊借りました。

しばらく道尾さんづくしです。
楽しみだな~




OT47

2012年05月12日 23時21分14秒 | OT
今日もあと40分ほどで終わってしまいますが、ぎりぎり間に合いました!

というわけで

 民生さん47歳の誕生日おめでとうございま~す 

5月12日は民生さんの誕生日ですよ。
初めて民生さんを知った時は、まだ20代半ばくらい?だったと思うんですが、もう47歳ですか~
いつの間にか事務所の名誉顧問にまでなられて・・・

去年の暮れに、「2012年は休む!」と宣言しておきながら、なぜかガンガン働いておられますね。
忙しいのはファン的には嬉しいですが、健康第一で良い1年を過ごして下さい


そしてこれからも最高の音楽を届けてください。







最近読んだ本

2012年05月09日 22時37分10秒 | 
 バイバイ、ブラックバード 伊坂幸太郎 著

もともとこの本は、太宰治の「グッド・バイ」から想像を膨らせて書かれたものとの事。
残念ながら太宰はあまり読む気にならなくて、「グッド・バイ」もどんな小説なのか知らないんですが、伊坂さんの「バイバイ、ブラックバード」はとても面白かったです。

伊坂さんらしい、淡々とした文章とシュールな展開。
「なんでそんな不条理な事が・・・?」
と、とまどいながらも、あまりにも自然に描かれているので、ついつい受け入れてしまう心地良さ。


主人公の星野は、多額の借金をして返せなくなってしまったために、数日後にはバスに乗せられて「どこか」に連れて行かれる運命。

しかも、星野がバスに乗るまで常に行動を共にして見張るのが、とても同じ人間とは思えない豪快な性格と体格の繭美という女性。

これから待ち受ける過酷な運命を前にして、なぜかのほほんとしているように見える星野も変な主人公だけど、繭美という女性がとにかく強烈なキャラで。

傍若無人だし下品だし口が悪いし思いやりがまったくないし、星野を地獄に連れて行くための番人のような役目だし、嫌いになって当然の存在なんですが・・・

なぜか、物語の最後には彼女に惹かれてしまう自分がいました。

他の登場人物達も魅力的だし、とりあえず読んでみて、伊坂ワールドにはまってもらいたいなと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今読んでいるのは、東川篤哉さんの「中途半端な密室」。
純粋に推理だけを楽しむ内容が面白い♪

次は、道尾秀介さんの本を読もうと思ってます。
真備シリーズを読みたいんですよね。
「背の眼」あたりを読もうかな。



宮島観光

2012年05月05日 23時35分49秒 | そのほかのこと
昨日のブログでも書いた通り、広島のフラワーフェスティバルに民生さんのライブを見に行ってきました。

もちろん、せっかく広島まで行くんですからライブだけなのはもったいない。

という訳で、まずは宮島に乗り込むことにしました。
宮島って、小学生の修学旅行以来ですよ。
しかも、JR西日本がフェリーを運航している事もあって、新大阪の時点で宮島までの切符を一気に買えました。
すごい、便利~~

それにしても流石GWだけあって、どこもかしこもものすごい人人人人・・・
まず、フェリー乗り場がある宮島口に着いて電車を降りた時から、人間渋滞が始まっていました
駅から外に出るだけで一苦労です。

さらに宮島についたらさらにすごい人波で、厳島神社に入るのにもすごい行列ができていました・・・
せっかくなので並んで入りましたが。

ほんとは、お昼ごはんに牡蠣料理を食べたかったんですが、当然どの食堂もめっちゃ並んでまして、並ぶのが大嫌いな大阪人としてはとても耐えれませんでした

そこで、屋台で売っている焼き牡蠣を買ってつまみました。



正直、牡蠣を食べるには季節外れだし、どうかな~って思ってたんですが、身が大きくてぷりっぷりで美味しかったです。
口に入れると、潮の香りに包まれました・・・



厳島神社の大鳥居です。
干潮だったので、皆さんてくてく海の中を歩いていました。

この大鳥居、残念ながら修復中でほとんど見えませんでした~

今回厳島神社に来たのには、ひとつ理由があります。
2011年の10月に、民生さんがこの場所で「世界遺産ライブ」をしたんですよね~
(私は行けませんでしたが)
台風が直撃してて、降水確率が80~90%だったのを、民生さんの晴れ男パワーで晴れにしたという・・・・恐るべき伝説が生まれた場所です





ここで歌ったんですよね・・・





厳島神社は赤が美しいですね。
赤の直線の連なりがなんとも言えません。

フェリー乗り場への帰り道、鹿が観光客の紙袋を襲っていました・・・
容赦なく食いちぎって、中の食べ物を引きずり出そうとしてました
奈良の鹿よりアグレッシブな感じがします・・・
ちなみに私は指をペロッと舐められました(何も持ってなかったんですけど)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その後、一旦広島駅まで戻って、新幹線口近くにある「むさし」へ。
ここも今回の旅の目的のひとつ。
民生さんが絶賛おすすめしている、おにぎりが食べたかったんです



山賊むすびです。
かなり大きくて、中に2種類くらいの具が入っていました。
食べ応えがありました。
美味しかったです!



フラワーフェスティバルの会場となっている平和記念公園に向かう途中、原爆ドームの前を通りました。

小学校の修学旅行で来た時は、ただただ怖かった原爆ドーム。
大人になった今は、怖いというより悲しい気持ちで見てきました。


素敵だなと思ったのが、路面電車の「原爆ドーム前」駅。
プラットホーム前の線路が、芝生になっているんです。

緑の芝生の上を走るレール。
なんともホッとする風景でした。





奥田民生ライブ in フラワーフェスティバル

2012年05月04日 23時53分20秒 | OT
今日はGW真っ最中だというのに、頑張って早起きして広島へ行って来ました!
(例のごとく日帰りで(笑))

広島市内で開催されているフラワーフェスティバルに、民生さんがスペシャルゲストで出ると聞いたからなんですが、まぁそれだけじゃあなんなんで、早くから広島入りして宮島観光してきました。

観光はまた後日書くとして、今日はライブについて・・・

よく考えてみれば、広島で民生さんのライブを見るのって初めてなんですよね。
民生さんと広島といえば、やっぱり切っても切り離せない特別な土地なんで、一度広島で民生さんのライブを見てみたかったんですよね。

願いがかなってよかったです。

ステージは、平和公園に設けられたメインステージでした。
私は「早すぎたかな」と思いつつ15時頃に着いたんですが(ライブは17時半から)、丁度よかったです。というかギリギリでした。

もうちょっと遅かったら、観覧エリア内に入れないところでした
エリア外にも、立見の人達がいーーーっぱい集まっていました。
あそこからじゃ絶対見えないだろうな・・・っていうところにも。
前の方に座ってた人達、一体何時から並んでたんだろう・・・

そんなこんなで17:30。
気がつくと、民生さんがふらっとステージに入ってきました(笑)
ああ、相変わらずのゆるい雰囲気が素敵・・・

バンドはなく、ギターとマイクだけの弾き語りです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セットリスト

1. 恋のかけら
2. スカイハイ
3. 野ばら
4. ツイストで目を覚ませ
5. ひとりカンタビレのテーマ
6. すばらしい日々
7. The STANDARD
8. さすらい
9. イージュー★ライダー


「スカイハイ」のイントロが始まった時は「ええっ」って感じで、嬉しい衝撃でした。

再始動後のユニコーンの曲ですが、大好きなんです。
民生さんが作ったので当たり前っちゃあ当たり前なんですが、ずっとソロで歌ってもはまるのになって思ってたんです。
だから今回、ほんとにソロで聴けて嬉しかったです

青空によく映える曲でした。
(ちなみに民生さんの晴れ男伝説は今回も健在)

「フラワーフェスティバルだから、花の入った歌も入れないと」と言うことで「野ばら」です。
これも久しぶりに聴いた。
シンプルだけど、めっちゃ良い曲。

♪ 机に野ばら 飾って暮らす たまにサンダーが 小雨を降らす ♪

民生さんの世界観が素敵な歌詞です。

ここでもう一度「ええっ」再び(笑)
まさかまさかの、「ツイストで目を覚せ」です
ユニコーンの、2枚目のアルバムに入っていた初期の曲。

民生さんの声も見た目もめっちゃ若かった頃のイメージしかなかったんですが、今の民生さんの声でもぜーんぜん違和感無かったです。
これ、今後ユニコーンのライブでもやっていいんじゃないでしょうか

ちなみに途中で歌詞を間違えて、お約束の「間違った!!」が飛び出しました(笑)
お客さん達の、フォローの手拍子が暖かかったです(笑)

2009年の勤労ツアー以来の「すばらしい日々」。やっぱり知名度があるからか、会場もちょっと「おおっ」って感じに。

やっぱり何度聴いても名曲なんですが、もうライブが終わるんじゃないかという気持ちになってしまいます

最後の2曲は、多分一番有名な「さすらい」と「イージュー★ライダー」。
最近のライブでは、この定番2曲を外す事も多かったんですが、今回はきっちりやってくれて嬉しかったです。

「さすらい」は去年のツアーでやってましたが、特に「イージュー★ライダー」は、ほんと何年ぶりかに聴いたなー・・・

途中、民生さんがマイクから離れてお客さんに歌わせるところで、ジーンとこみ上げてきてしまいました

最後はピースしながら去っていきました。
ありがとうありがとう最高でした

今年、また生で見る機会が一度でもあるのかどうか・・・って感じなんで、しっかり目に焼き付けてきました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

会場で販売されていたグッズ。



携帯灰皿セット。
・・・タバコは吸わないんですが、民生さん直筆の猫の絵が可愛くて

そうだな、薬とか絆創膏入れとかにでもするか。



ライブが終わった後の夕暮れのステージ。
他にも、タイやカンボジアの音楽とか、中国の民族楽器の演奏とかやってて、なかなか面白かったです。