旅の途中で

絵のこと音楽のこと本のことetc・・・趣味全開でスケッチスケッチ!

風立ちぬ

2013年08月16日 12時19分38秒 | 映画
話題の宮崎駿監督作品「風立ちぬ」を見てきました。

映画ってめっちゃ久しぶりなんですけど・・・もしかして「アリエッティ」以来かも?

「風立ちぬ」は、零戦を設計した堀越二郎という人を主人公にしています。
ジブリ初の実在の人物だそうです。

堀越は、子供のころから美しい飛行機を作ることを夢にしていて、大人になり零戦を作ることになります。

ただ純粋に美しい飛行機を作る事を目指す堀越。
でもその高性能の飛行機は、戦闘機として戦争に借り出され、たくさんの人を殺し、または殺される・・・

そのことを、堀越がどれだけ悲しく思っていたか、セリフや画面の端々から読み取れます。

声高に戦争反対を叫ぶ映画ではないですが、監督の思いが痛いほど伝わってくる、良い映画でした・・・

物語はもちろんすごく深くて面白いんですが、映像や動きや音もすばらしかったです。

やっぱり絵はさすがです。
宮崎駿はほんとに上手いな~と感心。

飛行機が主役の映画らしく、「風」や空気の動きをすごく大事に描かれていました。
ほんのちょっとした描写なんですが。
スカートや髪の揺れ具合とか、紙ヒコーキが空を舞う様子とか、美しかったですね~

あと「音」。
今回、映画に使われている音はすべて、人間が口を使って出しているそうです。
すごいな~これ!

特に、関東大震災の様子を描いたシーンでは、人間の口が出す音を使っているせいか、地震が生き物のように感じられて怖かったです。

色の使い方も美しかったですね。
私が一番「ハッ!!」としたのはあのシーンです。
あのシーン・・・ネタバレになるので言えませんが(笑)

ほんとに、どのシーンを切り取ってもすごい映画でした。

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禁煙学会が、喫煙シーンの多さに抗議しているらしいですね。
確かにしょっちゅう喫煙シーン(未成年も含めて)が出てきますが、実際あの時代はほとんどの男性が吸っていたと思いますし、喫煙シーンがリアル感を増していたのも事実です。

男性がたくさん出る映画なのに、まったく喫煙シーンが無いというのも逆に不自然かと・・・(^^;

それで子供が影響されると考える方が、子供に失礼かも。
私は子供の頃から喫煙者に囲まれて育ちましたが、私自身は一度もタバコを吸ったことはありませんし。
今じゃしっかり嫌煙派ですし。

喫煙シーンがあろうと無かろうと、吸う人は吸う、吸わない人は吸わない。

そんなもんじゃないですかね~~


とにかくオススメの映画です。
もっかい見に行きたいです。





予想外な・・・・

2011年06月04日 23時46分11秒 | 映画
今夜は久しぶりのレイトショーで、「GANTZ」完結編を見てきました。

・・・いや~~すごかった・・・色んな意味で・・・

以下、ちょっとネタバレぎみです~




とにかくまずすごかったのはアクションですね。
1も「すごいな~」と思いながら見てましたが、今回は1を超えている!と思いました。

これは、ワイヤーアクションがか~な~り、大変やったろうなぁ~
特殊効果もすごいです。

ハリウッドのアクションとはまた違って、緻密な感じが日本っぽいなと
まさに手に汗握る感じでした。


そしてストーリーですが・・・

切なすぎますよ・・・!

この救いようのない設定を、どう完結させるのかと思ってたんですが、まさかあんなラストになるなんて・・・

ちょっとニノが・・・あ、いや、くろの君が可哀想すぎませんか~
加藤君が日常に戻れたのは嬉しかったんですが・・・
加藤君にはいつか、くろの君の事を思い出してほしいです。

そして、相変わらずニノの演技は素晴しかったです。
だから余計にラストが切ない~
普通の幸せを手に入れた姿を見せてほしかったなぁ~

1・2通して、映画はとっても面白かったです


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松ケンを見たら、やっぱり「マイ・バック・ページ」が見たくなりました。
なかなか時間が無いんですが・・・何とかして見に行くかな~




阪急電車

2011年05月06日 00時05分42秒 | 映画
5月5日のこどもの日は、映画「阪急電車」を見てきました。

原作は読んでいて、とっても好きな本だったんですが、正直映画は見ようかどうしようか迷ってたんです。
そしたら友達が「見たい」というので、思い切って行って来ました

なかなか原作に忠実に丁寧に作ってあって、かなり感動的でした!!

関東の方にはなじみのない路線だと思いますが、阪急電車の今津線(宝塚駅~西宮北口駅間を走る路線)を舞台とした、オムニバスの人間ドラマです。

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婚約者を会社の後輩に寝取られた女性(中谷美紀)

恋人のDVに悩みながらも別れられない大学生(戸田恵梨香)

関西学院を受験したいけれど、先生からかなり厳しいと言われて落ち込む女子高生

同級生になじめない、軍事オタクと野草が好きな大学生の男女

PTAの母親達の贅沢な食事会に、イヤイヤ参加している主婦(南果歩)

孫の少女(芦田愛菜)と一緒に、ちょくちょく犬を見に行くおばあちゃん(宮本信子)

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普段はまったくなんのつながりもない人々が、同じ電車に乗り合わせる事で人生が動き出す物語です。

映像もすごく奇麗で、特に沿線に咲き乱れる桜が見事でした。
小さな町のちょっとした風景を切り取っていたり。
私も、のんびりと今津線に乗ってみたくなりました・・・

私は元々戸田恵梨香さんがすごく好きで。
めっちゃ可愛いなぁ~~と思っていたんですが、今回は中谷美紀さんの美しさに完全にやられました・・・

原作の女性の素敵な性格を、見事に演じていたと思います。

そして、おばあちゃんがまた良いんですよ~~
孫もただ可愛がるだけじゃなく厳しくしつけて、非常識な他人にも厳しく諭して、とにかくりりしいんです。

駅のホームでなかなか泣き止まない愛菜ちゃんに、
「泣いてもいいけど、自分で涙を止められる女になりなさい」
って・・・!!

格好良すぎでしょう!!

愛菜ちゃんもめっちゃ可愛かったなぁ~~

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今後気になる映画

「プリンセス・トヨトミ」
日本から独立した大阪国の物語です・・・・(笑)

「マイ・バック・ページ」
こっちはめっちゃシリアスなサスペンス。
題材が面白そうなのと、民生さんが主題歌を歌っています。
あと松ケンが主演してます








沈まぬ太陽

2011年02月11日 23時33分05秒 | 映画
今日は19時からテレビの前に待機。
金曜ロードショー「沈まぬ太陽」を見ました。
23時までの4時間、たっぷり楽しませていただきました。

山崎豊子さんの原作を読んだのはもうだいぶ前なんですが、その時の衝撃はいまだに忘れられません。

『国民航空』に勤める主人公の男性が会社と戦い続けた人生を、ぶっとい描写で描いた本です。
航空会社の暗部を暴くだけではなく、御巣鷹山の墜落事故を絡めてあり、そこに主人公の家族・友人・同僚もろもろが絡み合ったかなり複雑な内容なんですが、映画はすごく丁寧に誠実に作っていたと思います。

特に、墜落事故で遺族が悲しむ様子が描かれるシーンでは、胸が苦しく辛くなりました。

そして、組合を作って会社にたてついたために、報復人事としてパキスタンやイラン、ケニアに左遷され続ける主人公の、それでも自分の信念を曲げずに戦い続けた姿勢に感動しました。

主人公の恩地役は渡辺謙さんだったんですが、めちゃめちゃはまってました。
どれだけ不当な扱いを受けても、じっと耐え続ける姿や、墜落事故の遺族に対する誠実な姿に説得力を感じました。

ラスト、ケニアのサバンナに群れるシマウマの群れを、感慨深げにじっと見つめる表情が圧巻でした。
すごい役者さんですね~・・・

どんな時でも夫を信じて支えていく妻を演じた、鈴木京香さんも美しかったです。
あんな女性になりたい・・・なれないけど(笑)


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2月25日の金曜ロードショーは、「ナルニア国物語第2章・カスピアン王子の角笛」が登場!
そろそろやるかな~とは思っていましたが、嬉しいっ
その日は外で夕飯を食べる約束があるので、忘れずに録画予約しなきゃ・・・



GANTZ

2011年02月02日 23時20分24秒 | 映画
今日は水曜日でレディースデイ。
1000円で映画が見れるチャンス・・・という訳で、かなり久しぶりに映画を見てきました。

最近公開されたばかりの『GANTZ』です。

原作は読んだことがないし、普段アクション映画をよく見るわけでもないんですが・・・

ニノと松ケンのW主演だったので・・・
2人とも好きなんで、これはぜひ見ておきたかったんですよね~
映画を見てる間、「うわ~この松ケンの表情好き~」「でもこのニノも良い・・・」となっていたのは言うまでもありません

でもほんと、結構面白い娯楽作品になっていて、夢中で見ちゃいました。
少年漫画が原作ですが、ストーリーはわかりやすいし恋愛も絡んできたりして、問題なく物語に入り込めました。

何より、主人公達が等身大で感情移入しやすかったです。
松ケンの役は、命がけで他人を救おうとできる優しい人で、それがまたハマッてるんですよね~

ニノは反対に、自己中でヌードにヘラヘラして、ちょっと情けない感じの役柄なんですが(「フリーター家を買う」とダブりました(笑))、戦いを通してだんだん自分の使命に燃えてくる感じが、すっごい良かったです。

「流星の絆」も「フリーター家を買う」も今回の「GANTZ」もそうですが、最初から正義じゃなくて、場合によっては正義にも悪にも染まりそうな役が似合いますね、ニノは・・・
やっぱり「役者・二宮和也」が好きだな~と再確認

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次は、2月下旬に公開される「ナルニア国物語・第3章」を見ます!
4月には「GANTZ」の続編が公開されるそうで、こちらも楽しみ。



借りぐらしのアリエッティ

2010年07月19日 23時48分22秒 | 映画
めちゃめちゃ暑かった今日、てけてけちゃんと「借りぐらしのアリエッティ」を見てきました!

まあ、ジブリだし公開直後だし連休だし、ある程度は混んでいるとは思っていたんですが・・・

指定席を取るために、約50分くらい並びました・・・
映画館であんなに長い列を見たのも並んだのも初めてです。
USJの人気アトラクションの行列並みでした・・・
結局、最初見る予定だった回を1回後にずらして見ました。

映画は、なかなかおもしろかったですよ~

主人公は小人のアリエッティなんですが、古い民家の床下に家を作って住んでいるんです。
食べ物や身の回り品などは、時々民家におじゃまして人間から「借り」てくるんです。

ストーリーはもちろん面白いんですが、アリエッティとお父さんの「借り」の様子が描かれるシーンがとにかく見ていて楽しかったです!
釘や粘着テープや紐等の小道具を上手く使って、人間の部屋を移動する様子なんか、ウキウキして見てしまいました。

子供の頃に、ファンタジー童話を読んで色々空想していた時の高揚する気持ちが、一気に蘇ってきた時間でした



カムイ外伝

2009年10月25日 01時06分40秒 | 映画
昨日は従姉妹の家に遊びに行った記事を、ひとつ前↓に書きましたが、
実はその帰りに映画館によって映画を見てきました。

「カムイ外伝」です。

結構前から気になっていたんですが、やっと見に行くことができました♪
感想は一言で言うと、

「松山ケンイチ、格好いいなぁ~~

いや~~元々好みの顔ではあるんですがね、カムイの役柄が彼の持つ雰囲気にぴったりな感じがして。
「抜け忍」になったために常に命を狙われるカムイの、陰のある表情とかが。
周りになじまなさそうな、ナゾっぽい感じとか。

それに彼は妙な色気がありますね。
前髪が無造作に目の上にかかっているのにすら、色気を感じます(笑)
なんか久しぶりに「クールな男性」にドキドキしました
(最近トキメクのはおもしろ系の人達ばかりだったもんで)

あと、特殊効果を使ったアクションも格好よかったですよ~~
高い木の上にぴょーんと飛び上がるところとか。
実際のアクションは大変だったでしょうが、気持ち良さそうでした

松ケン以外の俳優さん達も良い味出してましたよ。
小雪さんはすごい美しかったし、伊藤英明さんも格好良かったし。
でも一番強烈だったのは、佐藤浩市さんでした(笑)

こ、この人なんかイッちゃってる~~

って感じでした・・・怖かった・・・

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これから先気になっている映画は、

「沈まぬ太陽」
「さまよう刃」

です。どっちも原作は読んでいるので、ストーリーに間違いないのはわかってるんですが、映画化されてどんな感じになったのか・・・ドキドキします。






宇宙へ。

2009年08月22日 23時20分33秒 | 映画
ゴスも同じようなことを言っていたけど、この映画の主人公は宇宙じゃなくて宇宙を目指す人間達なんだなぁって思いました。

未知の世界を目指すって、とっても怖いですよね。
宇宙なんて、宇宙服と酸素ボンベがないと人間は生きられない世界。
しかも果てのない空間・・・

安全な映画館のシートに座っている私でも、映画の上映中ずっと心臓がどきどきしっぱなしだったのに、あの宇宙飛行士達はどんな気持ちで宇宙に挑んだんだろう・・・

ウキウキする気持ちはもちろんあったでしょうが、怖い気持ちもあったと思うんですよね。
それを乗り越えて宇宙に飛び出していった彼らの心境は、とても想像しきれるものじゃなかったです。

私も宇宙は大好きですが・・・
たぶん、地球から見上げているのが精いっぱいでしょうね。
それに私は狭い空間が苦手だから、宇宙船の中にいる自分を想像しただけで、心臓がきゅ~っとなりました

映像ももちろん、とっても美しかったです。
地球ってほんとに綺麗な青色をしていますね。
月も静かでとても神秘的です。
そして、どこまでも広い宇宙が圧倒的でした。
私には広すぎる地球でも、宇宙から見たら点ですらないんですよね・・・

そういえば月や火星や土星やなんかは、天体望遠鏡を通して自分の目で見たこともありますが、地球は絶対に自分の目では見れないですよね~

まさに、宇宙に飛び出した人だけに与えられた特権ですね

映画終了後の、ゴスの歌もとっても良かったです
やっぱり映画館の音響で聴くとめっちゃ素敵です(笑)

いろんな事を考えさせられる、とっても良い映画でしたよ。

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映画が終わって映画館の外に出ると、なにやら年配のご夫婦がもめている。
どうも、本編が終わってすぐ外に出ていたご主人が、最後まで出てこなかった奥様を「遅い!」と(苦笑いしながら)責めているご様子。
それに対して奥様がつぶやいた、

「だって、ゴスペラーズの歌が・・・」

という言葉がとってもほほえましかったです
いいじゃないのご主人、じっくり歌まで聴かせてあげて~(笑)




魔女の宅急便

2009年08月01日 23時34分10秒 | 映画
昨日録画しておいた「魔女の宅急便」を見ました。
すっごい好きな作品なんですが、見るのは本当に久しぶり。
今見ると、作品の中にこめられた深い想いがひしひしと胸に響いて・・・
号泣しちゃいました
(何見ても大体最後は号泣しているような気もしますが)

キキが持っている魔法は、みんな持っていた物だったんだなぁ~と、今だからこそ自分の身を振り返って思い出せるものがあったり。

ところでキキの住んでいる町、良いですよね~~
あんな奇麗な町で、のーんびり住めたらよいなぁ~

そしてジジが可愛い・・・

最近よくジブリ作品を放映してくれるから嬉しいです。
これでHDDにたまったジブリ作品は「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「魔女の宅急便」の3作品になりました。
でも・・・・確か以前「ナウシカ」も録画しておいたはずなのに、見当たらないんですよね~~??
間違えて消しちゃった・・・・?(汗)

また消えちゃわないうちにDVDに写しとかないと・・・


そんなわけで明日は、てけてけちゃんとサントリーミュージアムで開催されている
「ジブリ展」に行ってきます!!





ポ~ニョポ~ニョポニョ 魚の子♪

2008年08月07日 23時22分31秒 | 映画
今日はレディースデーで映画が1,000円だったので、仕事帰りに行って来ました。

「崖の上のポニョ」


うーーーーん・・・・・!!

やっぱり宮崎駿さんはすごい!やっぱり好きです!
この映画は、全部手書きで描かれてるんですよね。
手書きの良い味が出ています。
映画館の大きなスクリーンにもまったく迫力負けしていないのが、すごいです。
どうしてこんな海の絵が描けるんだ・・・・このダイナミックさと神秘性はなんなんだろ~

この味のある線は、CGじゃ出せないんだろうなぁと実感しながら見ていました。

物語はとんでもなく想像力の枠を簡単に飛び越えてきます。
こちらは構えず、すべてそのまま受け止めれば良いという感じでした。
宮崎駿さんはきっと、描きたいものを描きたいままに描いたんだろうな~
自由すぎてすごいです

もっかい見たい!