俳句ポスト兼題~鷹~の発表がありました
俳句ポストは 投句された句を 天・地・人・並の4つの評価を頂けます。天は一句、地が10句、そのあと人と並・・数えたことはありませんが、まずは並に選ばれ、次に人に選んでいただくことを目標としています。
今回の「鷹」では 俳句ポストでは3回目の人選をいただきました。「鷹」という兼題はむずかしくて 悩みましたが、今回は六句投句することができました。で、今回選んでいただけたのは・・・・
鷹見しや紅花餅(はなもち)運ぶ帆掛け船
昔、京都へと紅花餅を運んでいたという北前船。帆を張って 進んでいくその船を 空の上から鷹は見ていたんだろうなあ。
最初、鷹の様子を思い浮かべながら句をかんがえていたのですがなかなか思い浮かんでこなかったところで ふと「上杉鷹山」を思いつきました。「鷹山」に「鷹」の一文字が入っているでしょ?上杉鷹山公といえば米沢藩、米沢といえば 紅花が特産物。 紅花染めのもとになる紅花餅(はなもち)を京都への送っていたという史実を思い浮かべての一句となりました。それに着物好きにしてみれば 紅花染の米沢紬は 超あこがれの一品です。
下五の「帆掛け船」を「北前船」にしたほうがいいか迷ったけど、紅花餅という言葉もすでに入っているし、何より字余りになっちゃうし・・・最後まで迷った結果 帆掛け船 と北前船で終わる句を両方投句しちゃいました。結果選んでいただけたのが 「帆掛け船」の句。きちんと5音でまとめて正解でした。