昨日とは、うってかわった穏やかな天気の中、私は山頂に向かえることを確信し、トテモ喜んでいました。
しかし、昨日体調が悪く、8合目の山小屋に残ったHさんの体調が回復せず、彼女は登頂およびこの9合目の萬年雪山荘までの登山もあきらめざるを得ない状況となりました。
そこで、山頂までは1時間、8合目まで下るのに、1時間、その2時間の間、Hさんに8合目の山小屋で待ってもらうように、お願いしました。しかし、ここで大きな問題が発生。彼女が泊まった山小屋は休憩はいっさい認めず、さらに7時までに山小屋をでるようにいいわたされてしまいました。
まだ、体調がよくなかった彼女は8合目の診療所で待たせてもらうことも考えましたが、山小屋の人に、「降りれば治る、早く降りろ。」という主旨の言葉を言われ、やむなく下山することに。
Hさんからのメールの返事を待っていた私たちは、予想外の「今から下山する。」という彼女のメールをみてびっくりしました。Hさんから「山小屋で待ってる。」という返事が当然かえってくるものと予想していた私たちでしたので、待たせてもらえないどころか、追い出された状態で、下山を彼女がはじめたことに、大きな憤りを感じました。
あとHさんから聞いた話によると、9合目の萬年雪山荘で、素晴らしい山小屋の一夜を過ごした私たちに比べ、彼女の8合目での夜は非常に厳しいものでした。
山小屋に入り、ようやくの思いで休んでいたところ、何度となくじゃまだから、どけというようなことをいわれたなど、具合のわるい人間に対してあまりにもつめたい対応だ。最後は、一人下山する状況へと、彼女を追い込んだことだ。
山に対する私の認識が甘いのか?それとも?
Hさんが下山を始めたとのメールを受け、私たちは、それまで、Hさんのメールを気にかけていてくれた萬年雪山荘のオーナーさんに、連れが山小屋を出ざるを得なくなって、下山を開始したので、私たちも登頂はあきらめ下山をはじめることを告げた。
オーナーさんは「うちだったら、空いてる部屋で寝て待ってもらえたのにな。」とつぶやいた。
残念だけれど、しかたがない。今は一刻もはやく下山して、先に下山を始めているHさんに追いつくことだ。
「今度、又、来ます!!」そう告げて、わたしたちは下山を始めた。
あまり批判を書くというのは好きじゃない。私たちには私たちなりの反省すべき点はあるのだろう。山に対する認識の甘さ・・・・そういうところを、山小屋の人が見抜いて、しんそこ山を愛するあまりに、素人が山に登ってくることに強い憤りを感じていて、私たちのような素人の登山客に対して親切にする気などおきないというのだろうか??
北海道民感覚・・・どこへいっても「よくきたね~~」と歓迎してもらえるものと思い込んでるおめでたい感覚・・・そういうのは通用しない世界があるというのを思い知らされたのでした。
さようなら!!富士山!!
又来ます!!今度来たときには、山頂にいかせてくださいね。
萬年雪山荘さん、ありがとう。又来ます!!
お気の毒でした。
ソフィーさんはお元気で下山されたようでなによりです。
それにつけても体力がありますね~♪