gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

「東京原色図鑑」散歩とスナップ写真1万点。
80年代の東京も。大好きな写真家に、濱谷浩、石元泰博、森山大道氏等。

カメ漫だらだら石ちゃん散歩 その23

2012年11月28日 | 散歩 余暇 趣味 健康 デジカメ
にっぽんは、貧乏でいい。2流、3流の経済大国のブランドからおりて良い。

だって、この20年、30年ほど、いいやこの40年、もしかしたら50年のあいだに、豊かになってゆく過程で失われたものの方が大きいのではなかったかと、少なくとも、生活に困窮したものの立場からいえば、国が豊かになってゆくのと比例して貧乏人が豊かになってゆくことは少なかったのではないのかなあ。確かなことはこの10数年、リッチな人々のリッチさが半端じゃなくなったこと、国民の6割とか7割以上の人が、自分は中流であると答えた時代以降の格差は広がる一方じゃあないか。なぜ、超大金持ちの人々から、かってのように高額な所得税を戴かないのだろうか?人はいずれ死んでゆく、ならばいっしょうに稼いだお金は相続税を高くして、スタート時点には皆同じという思想に徹して、つまり富裕者はその点で所得を社会に還元して、それで世間から尊敬と称賛を浴びるという選択肢を選ばれないのでしょうか?それこそが現役時代には、バリバリ稼いで財産を貯めて、功なり名を遂げたのちには、札束ではなく、持たざるものからの尊敬を得られることで名誉をも得られるといういわば、恵まれたものの責任、高貴なものの責務というものが最も大切なものであるという文化を日本人なら作れるのではないのでしょうか、言いたいわけなんですね。

戦後憲法では、国民は法の下に平等で、身分差などあってはならないが、持てる資産をいったんお返しして、相続税を100パーセント納めたものには、勲章など差し上げても良いのではないでしょうか?
もっとも勲章と言っても、ブリキ製のものから、ガラス製のもの、せいぜい錫や銅製のものまでに限ると良いと思うが、最高級のメダルは漆製のものとして、津軽塗りや会津のものなど全国の名産地の漆を順繰り持ち回りで作ってもらえば良い。これはあくまで名誉のものであるから、売り買いはこれを禁じるものとする、などという法律などをつくって、貧乏に呻吟するものたちはメダルを見たらハハア、っと尊敬するようにするルールを緩やかに作って、決してお金持ちを軽蔑したり、ツバをはいたりしてはいけないものとする。何しろ、ホームレスの方々に緊急避難的な生活支援の資金から、生活保護の資金までみんな大金持ちの相続税をプールした中から当てるのであるから自然と資産家は尊敬されることとなる。

世界で日本のみがなしえた 非常にレアな成功例として、もったいない という言葉と同様、世界中の賞賛する日本語、相続税100 という日本語が世界中を照らすのだ。そうはならないだろうか、ならないだろうな。



エッセイ 石郷岡まさを