ワンマンもいろいろあるのだなと思った。
下記の記事で「創業社長がトップに立つユニクロもソフトバンクもワンマン体質だと聞く」と楽天の応援団が語っている。それはそうなのだがちょっと違うよと言いたい気持ちも湧いてくる。
「いい意味でも悪い意味でも、ウチはなんでも三木谷さんと幹部のトップダウンで決まります。そういう体質を嫌がる人も一定数いるので、ウチである程度の期間、経験を積んで、グーグルとかヤフーなどイメージが良さげな競合他社に転職するケースは多いですよ。その逆のケースは、あまり聞いたことがないですが。ただ、ウチと同じく創業社長がトップに立つユニクロもソフトバンクもワンマン体質だと聞くので、ゼロから大企業にのし上がるような企業は、そういう面が必要なんですよ」
どういった制作意図なのか。三木谷氏の嫌な部分ばかりを見せつけられる番組だった。
https://biz-journal.jp/2020/03/post_146268_2.html
少なくとも2005年までの孫さんは世間で言われるほどのワンマンではなかった。社員と平気で頭から湯気をあげて討論していたし、ときには持論を引き下げることもたびたびあった。現在は知らないが、おそらくあの当時のキャラそのものは変わっていないのではと思っている。
しかしソフトバンクの規模が大きくなった分それはむつかしくなっているのだろうな。実は平気で激しく議論できることこそが300年企業の勘所なのだが、実際は極めて矛盾に満ちた解を求めていることになる。極めて矛盾に満ちた解というのは最近のTwitterを見て感じたことのだが。
コロナで孫さんがPCR検査を100万本提供しましょうとつぶやいたところ「評判わるいのでやめようかな」とつぶやくことになった。これなど2005年当時の孫さんならまわりの社員にぼこぼこにされて未然にやめていたに違いないのに。風通しが悪くなったのではと危惧している。
極めて矛盾に満ちた困難な解を解いてこそ300年企業は実現する。解を見つけてほしい。