まさおレポート

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現在は遊行期に突入

2023-11-28 | 心の旅路・my life・詫間回想

わたしの人生は偶然の連鎖だ。これまで書いたことはなかったが遊行期に突入するので簡単に記録しておこう。

60歳の父と40歳の母の間に偶然のように生まれた。曾祖母が箕面の前を参勤交代で通った縁かもしれない。いやきっとそうだ。父と母の出会いもものすごい偶然だがそれば煩雑になルので他の機会に記したい。

2階から転げ落ちて母の働く結核病院で結核性の関節炎を感染、で歩けなくなるが肺結核にはかろうじてならず超のつく貧困父子家庭で生き延びた。母は生後1年で兄を養うために家を出て刀根山結核病院で働いていたのだ。数年に一回風呂屋に連れて行くとわたしの体の垢がボロボロ出て洗うのに時間がかかった。

父が死ぬ前に兄が偶然のように尋ねてきて私を母の元に連れていきそれで母と再会する。兄が偶然のようにわたしのもとを尋ねて来なかったらおそらく生き延びていたかどうか。今年その兄は亡くなったがこういう縁で懐かしい。

小学5年の終わりに新聞配達をして過労からか結核性の関節炎が再発し大阪厚生年金病院で手術した。毎日太いストレプトマイシンを右足関節に直に打ち込む痛さはすごくて、あれを経験すると大概の痛さはなんでもなくなった。

母は時折メザシを焼いて入院中のわたしに食べさせるため持ち運んでくれた。この厚生病院何の縁か大阪勤務時代の近くにあった。そしてもっと子供の時に手術した阪大病院は堂島電電ビルの真ん前に。経験的に地縁てあるのだなと思う。

コルセットをはめて通学することになり新田小学校に移る。この入院代で家を半分売る羽目になる。生涯の恩師である滝口先生に出会い、自信を取り戻させてくれる。実に面倒臭い子供だったに違いないが根気よく面倒を見てくれた先生は当時大学を卒業してまもない23歳の先生だ。

芸術に熱心で子供達に裸で絵を描かせ、ゴミのような絵でも「大人になったら宝物になる」と言われた。この先生には感謝しかない。この先生に出会わなければ中学の成績はなく、すると四国の片田舎の詫間電波高校には行かなかっただろう。

卒業後電電公社に入り、そのまま行けば大阪でずっと暮らしていたに違いない。私の性格ではあまり面白い人生は待っていなかった気がする。しかし偶然に公社内の大学教育を受けるチャンスに恵まれ調布の中央学園に入る。これも今から思うと奇跡のようだ、ろくに勉強もせずに仕事で徹夜明けの日に受験して受かってしまったのだ。競争率は十倍以上だったかな。一次試験二次試験とあり、一緒に受けた松田君は一次試験で諦めた。

調布の中央学園では長い夏休みがありその間に旅先で先妻と出会い結婚した。これがまた偶然の神のせいだとしか考えられない幸運をもたらしてくれた。弱かった心身が画期的に丈夫になっていった。それでもストレスがきつくて急性アルコール中毒で死にかけたりしたりで波乱があったが切り抜けることができた。

ここで生涯の師紀野一義氏と出会う。出会うといっても講演を一回聞いただけであるが心底痺れた。林住期には心の支えとなり、危機を切り抜けることができた。紀野一義氏と出会わなかったらどうしただろうと思うと感謝しかない。

当時電電公社3奇人の一人と言われた人の元に配属された。厳しい開発時代を経て幸運に恵まれた。この人の配慮のおかげで在職のままに慶應大学を卒業することができた。

その後大阪勤務で再び苦難の時代に突入するが詫間電波高校の友人の斡旋で当時発足した新電電の一つに入ることができた。この縁がなければそうはなっていなかった。これで世界が大きく変わった。

新電電の勃興期で仕事は最先端、人的付き合いも広がり、仕事の幅と質は俄然アップした。システム開発の狭い世界から政府高官や新電電のトップ層、マスメディアへと広がっていった。

さらに外資系に誘われて仕事はFCCやATTの研究から海外へと広がり、アメリカ縦断調査旅行を経験する。

外資系が買収されて結果ソフトバンクに転職する。孫さんとのエキサイティングな日々を5年ほど経験する。

先妻が持病で亡くなり再婚する。世界一周に出かけその後バリ島に6年滞在しながら子育てを再び経験する。

日本に帰国してからはブログや電子出版物を執筆し、仏教を学び始める。遊行期を実践している。76歳になったが元気だ。

 

 

 

 

 

 

 

 


学生期  〜22 明治の没落貧困母子家系心身ボロボロ 滝口先生 紀野一義 
家住期 〜55 亡き妻 平塚さん 孫さん 大勢の仲間 土屋さん 林さん(西宮社宅)
林住期 〜75 バリ滞在 藤井、土屋、大串、八木 世界一周 執筆9冊 

遊行期 〜90 世間にお返してゆく時期 ヘッセ シッタルダ 渡守 

 

 


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