まさおレポート

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AIで豊かになっているのは一体誰なのか 強烈な一言

2023-11-29 | AIの先にあるもの

豊かになっているのは一体誰なのか。これは強烈な批判だな。メモしておきます。

サム・アルトマンは昨年ジョブズの地位を引き継いだ。自分がコントロールするのではなく、コントロールされる側になる。そう危惧する人が増えるほど未来は危険に満ちあふれたものになっている。

アルトマンはオープンAIの取締役会で意思疎通において「正直ではなかったことがある」として取締役会から解任された。復帰の試みは現在進行中。

CEOの職を取り戻そうとアルトマンが交渉していた19日、ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車部門クルーズのCEOカイル・ボグトの辞任が発表された。

サンフランシスコでひき逃げ被害に遭った女性が立て続けにクルーズのロボットタクシーにひかれるという事故後、カリフォルニア州でのクルーズの運行免許は停止された。

AIは「経済を力強くし、多くの人々がこれまでになく豊かになるための大きな力になる」とアルトマンは2月に語った。

豊かになっているのは一体誰なのか。

アルトマンには「暴れん坊」という評判があった。彼は2017年に自身のブログで、リベラルなサンフランシスコよりも共産主義の北京の方が物議を醸すアイデアを議論しやすいと感じた、と書いている。

彼は、2015年のあるカンファレンスで「AIは世界の終わりにつながる可能性が高いが、その間に素晴らしい企業が生まれるだろう」と発言した。

アルトマンは全人類を救うことのできる先見性ある創業者、というわけだ。

ウーバーの創業者トラビス・カラニックは、社会に戦いを挑み、世の中を正そうとするヒーロの物語を描いたアイン・ランドの愛読者だった。ランドの著作は、リバタリアニズム=自由至上主義やタフな資本主義を肯定する人々に多大な影響を与えていることで知られる。

ジェフ・ベゾスは子供のころ『スタートレック』のファンだった。

2016年にドナルド・トランプを支援したベンチャーキャピタリストのピーター・ティールは、何人かの英雄が世界を救う壮大な物語『ロード・オブ・ザ・リング』が大好きだ。ティールの企業名(パランティア、ミスリル、バラー)はこの物語から取られたものである。

カリスマ的で先見の明のある学者と信奉者たちがいかにして2500万もの惑星を救うことができるかを描く、アイザック・アシモフの『ファウンデーション』SFシリーズだ。

セラノスのエリザベス・ホームズはジョブズを模倣していたが、自らの血液検査技術がうまくいかなくなると、単純にうまくいっていると偽った。ウィーワークでオフィス体験を刷新すると約束したアダム・ニューマンはリッチになったが、同社は少し前に破綻した。

暗号通貨の有望株だったサム・バンクマン=フリードは詐欺罪で有罪の評決が下り、来年3月に量刑が言い渡される見通し。イーロン・マスクは、今はXと呼ばれるようになったツイッターを買収したが、自身の名声や銀行口座のプラスになったわけではない。

アルトマンにとっては、あの週末が個人的なピークだった可能性もあるということだ。

 


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