仏教学者の佐々木閑氏の膨大な動画が大変面白くて語り口も素晴らしく視聴している。氏が輪廻に及ぶと 佐々木閑氏は「私は輪廻を信じていません」と何回も繰り返す。
仏教の根幹である輪廻と涅槃を信じていないとニコニコして仰る。これは一体どう理解すれば良いのだろうか。どのように自己の胸に収めているのかが大変興味がある。
わたしなりの理解では輪廻や縁起と涅槃はこの世に生きている限りは目の当たりに知ることはできない。しかし数学や物理学の世界で虚数があるではないか。これも実在を目の当たりにした人はいないが世界の説明に矛盾なく当てはまる。
同様に輪廻や縁起と涅槃は虚数のように仏教の世界観に収まる、そう思えば良いのではないかと。
キリスト教の信者ではどうか。処女懐胎やキリスト復活などをどのように理解して自らに馴染ませているのだろう。またアダムとイブ、世界を7日で作ったなども進化論とどう馴染ませて胸に収めているのだろうか大変興味がある。ヒンドゥも同様な不思議があるのだろうが適切な例が思い浮かばない。
誤解のないように申し添えるとわたしはこうした宗教信仰を尊んでいるし必要だと考えている、各自お好きなのを選んでいいのではないか。
排他的カルト的宗派はゴメンだが。