まさおレポート

日本人のメニューを眺める時間があまりにも短いこと

夕食に出かけたときに結婚式の門の飾りつけに出くわした。

このところ毎晩のようにモナリサで夕食をとる。ビーフレンダン、ツナステーキ、フィレミニヨンそして今晩はビーフの串焼きとなった。さて本題は何を食べたかではなくて周りの客のメニューの品定めの時間です。私なんぞは席に着く前から今日は何を食べるか大体は決まっているのでメニューが手渡されてからものの10秒もかからない。しかし周りの客たちはメニューを最初からおそらく最後まで眺めている。10分くらいかけているようだ。食欲がわいてくるまでの決まりごとのようだ。

実はこの話は今発見したわけではない。30代のころ通っていた英会話の太った女教師が教えてくれたことだ。彼女は元シェフで客のレストランでの行動には詳しい。英会話の教材にこの問題を取り入れて我々に答えを迫った。どんな答えをしたかはすっかり忘れたが彼女が日本人のメニューを眺める時間があまりにも短いことをコントのようにして演じて見せ1人で面白がっていた。我々はそんなに面白いかと覚めていたものだ。

質素倹約とか粗食を尊ぶことと同根だろう。兵は早めしを叩き込まれた。武士は1人膳で食べ食事中の会話などするものではない。このあたり中世のプロテスタンティズムとも通じるものがある。バリの食事風景にも少し通じる。バリ人は基本的に家族バラバラで食べ、一緒に食べない。すこしずつ変わってきてはいるだろうが。

要は食などの快楽にふけることを卑しいこととする文化だ。これは果たしてどこからくるものか。中世のプロテスタンティズムは神に向かうものだが日本の場合は何に向かうのだろうなどとバリで一人飯を食いながらあれこれと思いを巡らせたのでした。

追記1

バリ人とバビグリンを食べたがその早いこと早いこと、かつての日本人そっくり。

追記2

西洋系の男性がビルをスマホで丁寧にチェックしている。この勘定書きを徹底的にチェックするというのはよく出くわす風景だが、日本人でこのような人を見たことがない。

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