円覚寺の中にはいると緋毛氈を敷いた茶席が眼に入った。なかでコーヒーを飲みながら庭をみると紫の実が眼に飛び込んできた。名を聞くと紫式部だという。
こんな前衛的な陶芸作品もひっそりと置かれている。
方丈にはいると背筋がピンとする。こうした建築の持つ力を感じる。
坂村真民の書があった。
廊下の先に庭が。美と宗教観、禅の合一。
遠慮がちな紅葉が始まっている。
まっすぐに伸びた石畳。まっすぐに伸びる廊下と通じるものが。
曇り空から突然太陽光が。舞台が整いました。
再び坂村真民の書が。太陽が出たあとに巡り合ったので一層胸にしむ。
書の横に咲く花も書の伴奏を。
いよいよ晴れわたる。
2時間ばかりの拝観のあと山門を振り返る。