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まさおレポート

バリ島ウブドレポート14日目ウブド最終日 レンバット絵画1

朝はマンゴーとご飯にチキンそれにバリコピで腹拵えをしっかりして最終日にいどむ。マンゴーは別で250円。昼食はミーゴレンと水で700円。夕食は牛肉と煮卵に厚揚げ煮とご飯ビールで570円。

 
ネカ美術館で見残している作品が多い。先ずはレンパッドの作品から。レンパッドはワルターシュピースの弟子筋に当たるが絵そのものはバリ独自のスタイルで、紙や絵の具の援助を受けた。
 
色彩がないので退屈に見えるが世界的に評価されているのは西洋に影響されていず、絵を読み解くとバリ文化の本質が見えてくるからだろう。
レンパッドによってバリの神話や物語、文化を絵ときしていただこう。
少々とっつきにくいがこれらの物語はバリの舞踏の下敷きになっていて深く味わうためにはどうしても通らなければならないとこれまで躊躇していた自身を叱咤しております。笑

バリ島のドゥ​​ク・スラドリの物語では、スラドリはドゥク(修行者)になることを決意し、精神的な知識を求めて妻とともに出発します。スラドリの幼い息子ムディタは、弟のマデ・ケルティとその妻に預けられる。手を合わせた姿は、二人の将来の再会を象徴している。

スラドリはキャリアを変える大きな決断を下し、精神的な旅を始めることを決心した。彼は自己啓発と内面の平和を追求し、そのためには彼が率いていた成功した企業から離れる必要があった。彼の妻もまた、彼と同じ目的を持っていたため、2人は一緒に旅を始めることにした。

しかし、その決断には彼らの幼い息子ムディタがいたため、大きな問題が生じた。幼いムディタはまだ学校にも通っておらず、両親が長期間の旅に出るという状況を理解することができなかった。そこで、スラドリと妻は息子をスラドリの弟とその妻に託すことにした。

スラドリの弟は、ある意味で息子を手放す兄の選択を理解できなかった。

旅立つ前の夜、スラドリとムディタは手を合わせ、お互いに深く見つめ合った。その手を合わせた姿は、2人がいつか再会することを象徴していた。父と息子は互いに約束をし、スラドリは息子が大きくなるまでの旅から帰ることを誓った。その一方、ムディタは、彼の両親が戻るまで、彼が尊敬し、愛する伯父とその妻と一緒に新しい生活を始めることを約束した。

この物語は、家族との絆、成長、そして自己探求についての現代的な解釈を提供します。スラドリの決断は、現代の多くの人々が経験するかもしれない、キャリアと家庭生活の間の葛藤を反映しています。

 

 

 

裕福で名声を手にしたパンダワ5兄弟 - ナクラ、サハデワ、ビーマ、ユディティラ、そしてアルジュナ - は、一族間の権力闘争と裏切りにより全てを失いました。彼らの成功をうらやんだ従兄弟、コラワ族は、悪名高い詐欺的なゲームによって彼らの財産を巧みに奪い取りました。さらに、彼らの共有の妻であり、愛するドルパディも、強制的に彼らとともに追放されることとなりました。

これにより彼らは、13年間の過酷な生活を余儀なくされました。彼らは未知の森で生活を始め、生き抜くための技能を身につけました。しかも、その最後の1年間は、彼らが本当のアイデンティティーを隠し、全く異なる人物として生活しなければならなかったのです。万が一、彼らの正体がバレてしまったら、再び13年間の苦難が彼らを待っていることになるのです。

彼らの人生が完全に変わる中で、彼らは地元の動物たちと友情を築き、彼らの知識と技能を活かして生活しました。特に、鳥たちが彼らの大きな援助者となりました。彼らは鳥たちの助けを借りて、彼らの衣服や装備を高い木に隠し、最終的な戦い、すなわち最後の1年間を見越して計画を練りました。

この物語は、一族の裏切りによって全てを失った兄弟たちが、困難を乗り越え、結束を強め、ついには正義を取り戻すまでの道のりを描き出します。これは現代社会でも共感を呼ぶ普遍的なテーマであり、様々な形で繰り返し描かれてきた物語です。

 
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現代に翻案すると

マーサ・ランダーは、彼女の周囲に存在する否定的な要素すべてを象徴する魅力的だが恐ろしい女性だ。彼女は腹黒いビジネスウーマンで、会社のCEOとして、利益を最大化するためにはどんな手段でも厭わない。彼女の影響は、企業スキャンダル、職場での病気、さらには彼女の部下たちの突然の解雇にまで及ぶ。彼女は独自のビジネス帝国の女王であり、その力と影響力を誇示する。

一方で、マイケル・バロンは、ポジティブ思考と慈善活動で知られる対照的なキャラクターだ。彼は富と影響力を使って社会奉仕を行い、彼の信者たち - 彼の哲学に賛同するビジネスマンたち - は彼を信奉し、彼の活動を支援している。

マイケルの信者たちは、マーサのビジネス帝国に対するアタックを開始し、彼女の腐敗した手法を公にする。しかし、彼らはマーサの狡猾さと彼女の強力なコネクションによって撃退され、彼らの企業は彼女の激しい反撃を受けて倒産の危機に陥る。

最終的に、マイケルは信者たちが自己破壊的な行動に走るのを防ぐ。彼は彼らに対して自分たちを守り、ビジネスを再建するための支援を約束する。彼の肯定的な姿勢は彼らに希望を与え、マーサに対する新たな抵抗の火花を点ける。



バリ島では、ライオンに似た幻想的な生き物であるバロンは、宇宙のポジティブな力を表している。儀式のパフォーマンスで、バロンはすべての悪を象徴する魔女ランダと戦う。彼女は、夢中になって彼女を攻撃しようとするバロンの信奉者を撃退し、彼らに鋭いクリス(短剣)で自分自身を刺すよう仕向ける。バロンは彼らが自傷行為をするのを防ぐ。魔法の保護ポレン(市松模様の布)を着た寺院の司祭が聖水で彼らをきよめる。背景ではランダの信奉者である邪悪なマスカー・ジャウクがその様子を見守っている。


ラーマーヤナ叙事詩ではダシャラタという名の大富豪が体調を崩し、彼の甥であるバラタが家族のビジネスを継ぐことになった。バラタの母、カイケイがダシャラタの最愛の息子ラーマに対して陰謀を巡らし、彼女の息子が家族の王位を継承できるようにした。それはダシャラタの最愛の息子ラーマを会社から追い出すことを意味していた。

ダシャラタは彼の遺産が間違った手に渡ることを見ることができず、この衝撃的な事実によって彼は心臓発作で亡くなった。彼の葬儀はシンプルな棺に入れられ、質素な式典が行われた。2人の牧師が祈りを捧げ、家政婦は花束と一瓶の祝福された水を持って膝をついた。

バラタは、亡くなったダシャラタの3人の元妻たちの前で座っていた。その中にはラーマの母であるコーサリャ、そしてラーマの弟ラクスマナとシャトルグナの母であるスミトラがいた。彼らは静かに涙を流し、愛する人を失った痛みとともに、新たな未知の時代へと踏み出すことを余儀なくされた。

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シータは、ついに彼女の夫であるラーマによって、長い間彼女を誘拐していた鬼の王ラワナから解放されました。しかし、ラワナの王国ランカプラでの彼女の長い拘束期間が終わった後、彼女の忠誠と清廉さについての疑念が提起されました。

これに対抗するため、シータは公的な試練を受けることを決意しました。それは、彼女自身が自分の純粋さを示すために挑む、文字通りの「火の試練」でした。彼女が炎の中へと勇敢に飛び込むと、驚くべきことに、彼女は火傷一つ負わず、火の神アグニ自身が現れ、彼女を保護しました。この奇跡により、シータの純粋さが全ての人々の目の前で証明され、彼女の名誉は回復されました。

繰り返し政治的な陰謀と王位を巡る争いの犠牲となったラーマとその妻シータは、遠く離れた森に強制送還されます。その彼らの控えめな生活は、女性の秘書が同行し、生活の基本的な要素をサポートします。

ここで彼らの人生は予想外の方向に曲がります。スルパナカという名前の女性と出会います。彼女は、かつて強力で影響力のあるタイクーンであったラワナの妹であり、彼女自身もまた権力と影響力を保持しています。

しかし、スルパナカはラーマに夢中になり、彼に近づくために、彼女の強大な力と影響力を隠し、一見さえない一般人になることを選びます。彼女の魅力は、ラーマとシータの穏やかな生活に新たな複雑さをもたらし、その後の出来事を展開させます。

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ドラマスワミは哲学者であり、社会活動家であり、故郷のコミュニティを支える人々の心の中に深く根ざしている。ある日、彼は偶然にも、井戸に落ちて苦しんでいる野生のトラ、蛇、そして地元の職人を見つけ、彼らを救い出す。

感謝のしるしとして、トラは亡くなった若者から取り上げた金のネックレスをドラマスワミに渡します。何も知らずに、ドラマスワミはネックレスを職人に渡し、その職人は金の出どころを探るために警察に連絡します。その結果、ドラマスワミは疑わしい活動に関与していると見なされ、一時的に拘束されます。

しかし、彼を助けた動物たちが再び彼の助けとなります。知恵と機転のあるサルは、彼に食べ物を運んで彼の体力を維持し、野生のトラは町の人々を恐怖に陥れ、警察の注意をそらします。そして、蛇は、意識不明の状態から回復した若者を襲撃し、一連の出来事に新たな混乱をもたらします。

最終的には、真実が明らかになり、職人は誤った訴えのために罰せられ、ドラマスワミは名誉を回復します。

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ラーマーヤナ叙事詩では、鬼のスルパナカがラーマとその弟のラクスマナを誘惑しようとして失敗し屈辱と怒りを感じた彼女は、彼らに復讐しようと兄である鬼の王ラワナに虚偽の報告をする。ラワナの使用人であるサングットとデレムが彼女の話を聞く。

ラーマーヤナ叙事詩では、

狡猾な詐欺師マリカは、一種の魔法を使って、金色の鹿に変身します。その鹿は、保護区の中で生きているラーマとシータ夫婦の目に留まり、特にシータはその美しさに魅了されます。彼女は、この鹿をペットとして手に入れることを決心します。

ラーマは、シータがその鹿を欲しがっていることを理解し、彼は動物を捕まえようと森を駆け回ります。彼が最後に放った矢が命中したとき、鹿は元の姿、マリカに戻ります。そして、ラーマの声で「助けて」と叫びます。

この悲鳴を聞いたラクスマナは、しぶしぶシータを一人にしてラーマを探しに行きます。しかし、その一方で、別の詐欺師ラワナが機会を窺い、シータを誘拐します。シータはラクスマナが戻ってくるまでの間、全く疑うことなく彼の言葉を信じます。


ラーマーヤナ叙事詩では、

シータ、苦闘する妻としての役割に疲れ、新たな冒険を求めて、一見すると凡庸ながらも実際には悪魔的なラワナという新たな人物と共に行く。彼女は彼の隠れ家、人里離れた島ランカへと連れ去られる。

一方、夫のラーマは、様々な困難を乗り越えて妻を取り戻す決意をする。彼は猿のリーダーであるアンガダやその他の猿たちに助けを求める。彼らは共に、ラワナの息子メガナダとその一味に挑む。

彼らの闘争は、男性と女性の間の力動に対するメタフォリカルな視覚表現となる。これは、バリの文学作品でよく見られる性的なイメージと、その強力な力と影響に対する象徴的な理解によって引き立てられている。その武器となる性器は、彼らの行動と決断、そしてその結果に対する象徴となる。

 
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