カレンダーを眺めると広島県・呉での生活も一月を超えることになる。昨今は極めて寒い日が続くがそれでも毎日散歩を欠かさない。1時間程度をかけてその日気に入ったコースを巡るがその中に境川があり、川沿いに煉瓦敷きの歩道コースがある。昨日は川沿いに真っ白なカモメと鷺が川の中で餌を獲っていた。
灰が峰の方から流れてくる水はいかにも冷たそうだがものともせず夢中で水中の魚を捕っている。カモメは足で川底をひっかきその後にくちばしを水中に突っ込んでは餌を探している。カモメに比べて遙かに大きな鷺は動きが無い。水面を凝視しているのだがなかなか餌の魚を獲れないようだ。
私の故郷でも刈り取り後の田で鷺を見かけたが、いずれも真っ白で、体長も50センチ程度であった記憶がある。鷺とはそのようなものと思いこんでいたが、こんな大きさの鷺が見れるとはちょっとした驚きだ。日本に棲息する鷺だけでも19種類あるというから驚くのはまだまだ早い。しかし「カラスを鷺といいくろむ」ということわざはこのグレー地に一部黒い鷺君には当てはまらないですね。
この大きな鷺はこの境川によく見かける。このくらい大きな鳥になるとねぐらはどこにあるのか気になる。これだけカモメが多く集まり、鷺も間近にいるのでいつも持ち歩いている写真を撮り、ふと公園の方に目を向けると男三人がベンチに腰掛けてなにやら紙パックの飲み物を飲んでいる。恐らくお酒かもしれない。おしゃべりをするでもなく川を眺めてゆっくりと紙パックを飲んでいる。
数日前にはこの人たちの内の二人とおぼしき人たちが寒空で指圧をし、されていた。たぶんホームレスなのだろう、体調の悪い仲間を一方が助けているように見受けられた。布団が川縁に干してあるのを見かけることがあるのでどこか近くで暮らしているのだろうが寝床はどこにも見あたらない。以前仮住まいしていた隅田川の川沿いにはブルーのシートで覆われ、こぎれいに整備された無数の段ボール小屋が並んでいたがここにはそれはどこにも無い。川沿いに暮らすというのはホームレスの定番なのだろうがところ変われば風景も変わる。
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