まさおレポート

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今吉洋一氏追悼

2022-05-01 | 心の旅路・my life・詫間回想

今吉洋一さん 74歳=大阪市立大名誉教授、関数解析専攻 ...https://mainichi.jp › articles › ddl
2021/05/29 — 今吉洋一さん 74歳(いまよし・よういち=大阪市立大名誉教授、関数解析専攻)27日、急性硬膜下血腫のため死去。葬儀は近親者で営む。


同窓関連のメールで初めて知った。今吉洋一氏は一年前に亡くなっていた。

今吉洋一君は詫間電波高校の同窓だ。同じ寮に入っていて一年の頃は部屋ではよく遊んだ。プロレスごっこでじゃれあったものだ。

2年になるころから彼は自らの進路を真剣に変えようと考えだしたようだ。突然大学受験勉強を始めた。いつ寮の部屋に行っても問題集を解いている。「古くてもいいから数学の問題集もっていないか」何冊かの問題集を貸した記憶がある。

3年になる頃にはどんな授業中でも数学の問題集を解いていた。先生方もなにも言わなかったおおらかな時代だ。

卒業後に東北大学を受験したが落ちたと手紙が来た。翌年は合格した。

高校卒業後は進路が異なることもあり音信が途絶えた。その後に行われた同窓会に彼も出席していて数学者の道を歩んでいたことを知った。米国留学帰りだと云い、「あめーりか」ではと発音していたのが愉快だった。

米国では車の故障が多いが自分で修理しようとは思わない、自分は数学の勉強にきていて車の修理を学ぶためにきているのではないと話していたことが記憶に残っている。

その後、大阪大学の助教授を経て大阪市立大学の数学教授になっていた。そのあとはあるときは携帯電話の相談に乗り、あるときは出版の相談に乗ってもらったこともある。あるときは数学の世界的会合で司会の準備が忙しいなどと話していた。

それから体調を崩したなどのメールをもらったがながらく音信不通になった。おそらく闘病で苦しんでいたのだろうか。

ネットで彼の長男 今吉格氏が京大大学院の脳生理学教授になっていることも知った。ご家族にも恵まれた見事な生涯ではないかと思う。

今吉洋一君 安らかにお休みあれ。


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