数年前にバリ・ングラ・ライ空港の舞踏壁画23枚をカメラに収めておいた。バリ舞踏のすばらしさを味わってみたい。
全ての舞踏に言えることだが、体の運び方、足の上げ下げ、指一つ一つの細かい動きがしなやかで素早くて柔らかい。ガムランの強弱や流れに合わせて変わる表情が大変面白い。
演奏者も観客も食事をとりながらリラックスしている。特に踊り手を眺めているのでもない。バリスの男性踊り手は観客にではなく神へ奉納しているので周りの村人が思い思いにしていることが特に気にもならないようだ。
バリスは戦士の踊り。アウイラン(鮮やかな色彩の飾り帯)をつけて情熱的に踊る。
太鼓を素手で休むことなく叩き続ける演奏者。女性たちがその曲に合わせ動きの強弱をつけて踊る。
子供のしぐさが可愛い。
仮面をつけた白い猿が踊る。手の指をそらせている男性や女性に注目されたい。手指をふるわせて大地のエネルギーと共振している。