インドネシアでは法律で四人まで妻を持つことが認められている。第一婦人の許しがあって第二婦人を、第三、第四となれば、許しの数が増える。うまく妻を管理できていないと第一婦人が第二婦人の家に押しかけ刃傷沙汰となる場合もある。
携帯電話の電源切って。いくら居留守をつかっても、ドアの外から携帯鳴らせばばれる。
琵琶湖の名産、鮒寿しくさや シュールストレミングほどではない。なれ寿しの一種で、中国・雲南省から伝わった寿しのルーツ。琵琶湖のニゴロブナの子持ちの雌を一年ほど塩漬けにし、塩を抜いたあとで、炊いた米に漬け込んでさらに一年つけこみ、薄切りにして食べる。漬け込んだご飯を肴に飲んだ後に鮒寿しを喰い、最後に鮒寿し湯漬けで〆る。
かつて、インドネシアの男どもは、顔を合わせると、日本人の女性を紹介して欲しいとねだったものだ。綺麗でお金を持っているからという理由で。それが今では、多くのインドネシアの男が言う。
『日本人の女ってバカだねぇ』
バリ人の一般的な一ヶ月の収入が日本円で5,000円から8,000円だった頃、ジゴロは一ヶ月に40万円は稼ぐ。
『とにかく一晩でもベッドを共にしてしまえばこっちのものさ』
『徹底的に尽くす、徹底的に優しくする。』
『一晩相手をすれば一万円くれる。滞在中は毎晩で大きいよ』
『仮に一年に2回しか来なくても送金やお土産を持ってきてくれる』
一人の女性が一ヶ月に3万円から5万円送金してくれ、10人いれば月収40万円になる。
日本語学校に行く、バイクで事故った、家族の誰かが病気で入院した、死んだというのが多い。お土産は、服やスニーカー、スマホなどを受け取ったらすぐに売り飛ばすので現金収入と同じという。
『こっちで一緒に商売やろうよ
結婚して、こっちで一緒に住むために家を建てようよ
小柄で甘い顔をしたハンサムなジゴロ
『その女性達は、自分以外にも同じような女性がいるのを知っているの?』
『知っているわけないじゃない。恋人は自分だけだと思っているよ』
『うまいんだね』
『仕事だもんね』
『見て見て! すっごい美人の日本の女!』
と呟くことが多いが、見ると、本当に普通の日本の女性である。メイクも濃くないし、ファッションもバリの外国人の観光客より地味である。そして、特に綺麗だとは思わない。色が白いのがなによりも美人なのだ。
『ねえ、どこ行くの?』『どこに泊まっているの?』
『あそこの日本の女は幾らぐらいだか教えて欲しい』
美人の産地バンドゥン、マナド、アチェ 顔立ちがふつうのインドネシアの女性とはすこし違う。
マドゥラ島はスラバヤから船で三十分ほどの所にあるかなり大きな島で、石灰岩質の白いビーチが続ききれいな海には魚が多く昔から漁業や塩田が主な産業だった
獲った魚を浜で干物、ちりめんじゃこ、燻製にしてスラバヤに運んでいた。浜でこの作業をするのは女性で、浜に広げた魚が腐らず、抗菌性があり、形が崩れない、身を引き締めるために、女性達は、浜に広げた魚にジャムーを振りかけていた。島のジャングルから採取された植物の葉、樹皮などの天然成分を使い、代々伝わる秘伝のレシピに基づいて作られている。
女性達はサロンだけで作業をしていたが、魚に振りかけたジャムーが蒸発し女性たちの股間に薬用効果を及ぼした。
物乞い女のからくり
幼い子と一緒に物乞いするのは、バリ島の東部に伝統的に続く修行のようなもので托鉢のようなもの。
商売として、元締めが取り仕切り、食事時になるとナシブンクスを配って歩き、女性が集めたお金の大半を巻き上げる、フリーで田舎から出てきて、物乞いする女と3種類いる。
『あれは実の親子じゃない』
『借り物さ』あの薄汚れた服は、衣裳で、子供は小道具。
このスタッフは、ほんの五分前に、今晩の赤ちゃんのミルク代がないからと、僕から1万ルピア借りたばかりである。訝しそうに見る僕の視線に応えるようにスタッフはさらりと言った。
『僕もお金がなくて借りたばかりで今は1万ルピア持っている。だから、あの女の人にも分けてあげたんだ』
バリ人に限らずジャワ人も、自分の明日のお金がなくても、お金を恵む。
去年のニュピの夜は、やはり満天の星だった。また未確認飛行物体が見られるかと、一時間あまり、窓辺に立ち続けたものの、ついに現れなかった。数百メートル離れたところに、空を追うサーチライトが四本。 そのサーチライトから、ずっと上の暗闇に、かなり大きなオレンジ色のものが右に行ったかと思えば、左に。上にいき急降下している。
目を離すことも出来ず、じっと見続けていると、サーチライトは相変わらず、その物体を追い、三十分以上もたってから、急に上昇しはじめ、そのまま上昇を続け、やがて消えた。ウブドで見かけた。
北半球であれば、こと座、白鳥座、乙女座、南半球の星座はコンパス座、定規座、望遠鏡座、時計座、カメレオン座、飛び魚座、はえ座
南十字星のすこし左下に、かなり明るい星のようなものが、ゆっくりと動いていた。ニュピの夜に飛行機は飛ばないし、光の屈折で動いているように見えるのとは違い、ゆるゆると右に行ったり、円を描いたり、上に行ったり、急に下降したり。
30分ほど、かなりの範囲を動き回った挙句、右上に急上昇したかとおもうと、ふっと消えてしまった。
バリの天然塩は、料理に使うと旨味や甘味があり僕は気に入っているし、日本からの観光客にも評判がいい。
この海水を汲み上げて浜に蒔き、濃い海水を含んだ砂をこし、さらに濃度を高めたかん水をヤシの長い桶に入れ、強い日差しで塩の結晶を造る。この工程に4日かかる。揚げ浜方式で塩を造るやり方は、もともとバリにあったものではない。歴史は六十数年といったところである。
日本が占領していた当時、物資補給のために始め、それが今に続いている。
バリ天然塩を水で溶き、顔全体に塗り3分から4分後に洗い流すと殺菌効果、ニキビ、吹き出物、肌を引き締める。
風呂に入れると、神経痛、筋肉痛、五十肩、腰痛、打ち身、関節のこわばり、くじき、冷え性、肩凝り、アレルギー、アトピーに効果がある。風呂に60g程度のバリ塩を入れ、湯に浸かり、洗い流さずにでるのがコツだという。
海水を浜に60℃にもなった熱い砂に撒く。濃くなった塩水をヤシで作った半筒に流し込んで水分を飛ばす、これを更に雨水にさらしてにがり成分である過剰なマグネシウムを抜く。ようやく旨い塩の完成になる。
バリのタクシーは、日本のようにお釣りを持っていないことが多い。バリでは、お客が自ら店で変えてもらう。なければ釣りをチップとして上げる。だから外出時には小銭を用意しておく。