まさおレポート

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早朝はあの世とうつし世の混交する貴重な時間

2018-05-08 | 日常の風景・ニュース

今年の1月11日、大阪に所要があり早朝に出発した。朝4時30分に携帯目覚ましで起こされる。どこで鳴っているのか、朦朧とした目でベッドの下に転がっているのを見つけ出してスニーズとある表示下をタッチして止める。今日は大阪に所用がありこんな時間に起きなければならない、この音で娘もしっかり目を覚まし、見送りのために起きるという。もうまおちゃん眠くないといつもの寝起きの悪いことをどこかに置いてきたようだ、睡眠と覚醒のリズムがあったのだろう。

5時20分に家をでると冷気が頬と脚に強く感じられ、まだうす暗い通りを駅に向かう。男性が駅に向かって急ぎ足で歩いている、別の男性が犬の散歩をしている、駅に近づくにつれて人が少し増えてくる、未明の時刻に通勤は大変だなとこうした通勤から離れて久しい眼で眺める。

電車を待つ人はマフラーを首に厚く巻き、身をかがめて携帯を覗きこんでいる、携帯は寒さと未だ覚醒し切っていない時間を過ごすには最上のアイテムだと思う。6時前の町田で小田急からJRに渡るプロムナードを歩くと、既にまどろみから抜け出て現世にモードを変えた顔つきでそれぞれの目的地に向かう大勢の人がいた。もう意識はすっかり雑踏に馴染んでいる。

早朝はあの世とうつし世の混交する貴重な時間なのだと思う、だから暗くて寒い時に敢えて犬の散歩やウォーキングをする人がいるのだ。一方でそのような楽しみなど自覚しないでひたすら勤務地に向かう人もいる、それでもどこか意識の底では早朝出勤を楽しんでいるに違いない、既に毎日の通勤から解き放たれた目からはそんな早朝の風景が見えてくる。2018/1/11記


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