まさおレポート

映画「ゴッドファーザー」 ブラックハンドとメウッチ

ビトー・コルリオーネがまだマフィアになる前、リトルイタリアン街の顔役ドン・ファヌッチが仕切っていたが、仲間に彼はブラックハンドだと知らされる。「ティファニーで朝食を」(トルーマン・カポーティ 村上春樹訳)では黒手組と呼ばれるマフィアの記述がある。これは同じ意味で当時のイタリア移民ギャングの総称で、脅迫状に黒インキで手形のマークが常に記されていたことでブラックハンドと呼ばれる。ハンドは手ではなく手形の意味だそうだ。(グレート・ギャツビーのなかにもブラックハンドが登場する)

マイケル・コルリオーネがバチカンから多額の寄付の見返りに最高の勲章を受けることになる。そのときにバチカンにいる彼の元にお祝いの額が届くがそれには「メウッチ協会」と記されている。マイケルが「メウッチて誰だ」と尋ねると、電話の発明者だと側近が答える。

ビトー・コルリオーネが街で撃たれて出入りが始まるがそのシーンでもメウッチの名前が出てくる。恐らくイタリア人しか名前をしらないメウッチがゴッドファーザーに2回も登場することは面白い。

「1876年にアレクサンダー・グラハム・ベルが「彼の」電話に対する特許を取得、メウッチはこれに提訴したが、今となっては破産して食べ物を買うのにも困難な状態だった。メウッチは機械式電話を発明したとし、ベルは電気式の特許を取ったという裁判官による判断に基づいて1887年にベルの勝利という形で訴訟は決着した」(by wiki)

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「映画 絵画・写真作品含む」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事