まさおレポート

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11月に101歳で亡くなった中曽根康弘元首相 テレコムの時代を開く卓見

2019-12-30 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電
  テレコムの群雄割拠は平成に始まり令和に終息したというべきですが、実は2019年11月に101歳で亡くなった中曽根康弘元首相が政治家としてテレコムの時代を開いたと考えております。 「自省録」中曽根康弘著によると田中角栄と中曽根康弘、北原安定と真藤恒4者の関係、さらに山岸委員長との応酬がリアルに描かれ電電民営化を推進していったことが描かれている。自伝なので我田引水の嫌いがある . . . 本文を読む

「男はつらいよ お帰り 寅さん」を見てきた

2019-12-29 | 映画 絵画・写真作品含む
昨今はネットフリックスで映画を十分に見て堪能しているので映画館に向かう意欲が沸かない。しかし寅さんの新作ともあれば行ってみなければなるまい。ネットフリックスでほぼ全作を見直してから新百合ヶ丘に出かけた。 満男と泉の再開ストーリーは正直言ってあまり面白くはなかったが映画の回想シーンを引き回す役割は十分に果たせたと思う。満男と泉の再開をあまりに面白くしてしまうと回想が霞んでしまうと山田洋次が考えたか . . . 本文を読む

中村真一郎を不愉快にしている死後の存在

2019-12-27 | バリ島 不思議な話・死後の世界・輪廻・自己とは
死後の世界を説明する輪廻に限って言えば、信頼できそうな人の臨死体験、例えば米国の神経外科医、エバン・アレキサンダー氏の臨死体験に関する手記からはあの世の存在を示唆する話がある。しかしあくまでも臨死であり死後の世界とは一線を画する。従って近くまではいけるが決して到達できない不全感が残らざるを得ない。 次の中村真一郎の言は横の広がりに目を向けたものだ。つまり 歴史上の時代や文明圏の相違を考える時、 . . . 本文を読む

記憶の建築 ヨコソーレインボータワー

2019-12-25 | 心の旅路・my life・詫間回想
ヨコソーレインボータワーは南側を斜面とした直角三角形の世界的にも珍しい形をしていてまるでピラミッドだ。16年ほど前に友人が住んでいてここのテラスから東京湾の花火大会を眼前に見た記憶があるので思えば贅沢な立地であった。19xx号室がかつての友人の部屋だったなとレインボーブリッジを渡りながら感慨にふける。     . . . 本文を読む

サヌールの記憶 初老の男と唱歌

2019-12-25 | バリ島 人に歴史あり
かつて古い歌謡曲を歌詞もメロディーも現代風にアレンジして聞かせるクラブが赤坂見附を降りて一つ木通りをサントリー美術館に向かう角にあった。階段で2階に上がりガラス窓のドアをあけると狭い部屋にグランドピアノが不釣り合いに置いてあり、店主がピアニストも兼ねていて、気が向けば自分で古い歌謡曲をジャズ風に歌う。古いと思っていた歌謡が彼の歌声で新鮮なポップスに変わる。 遠山がこの店を赤坂見附に開いて3年にな . . . 本文を読む

世界はベル研的存在の再来を待っている

2019-12-23 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電
1925年に設立されたベル研究所は7件のノーベル賞で13名の受賞者を輩出している。ノーベル賞こそとっていないがクロード・シャノンやハリー・ナイキストも。1985年のAT&T解体で組織が解体されその後ノーベル賞クラスの研究は途絶えた。単独の研究所でこれほどまでに人類史的成果を上げた組織は空前絶後だろう。 1937年 クリントン・デイヴィソン(1946年までベル研究所で働いた)とレスター。ジャーマー . . . 本文を読む

孫正義 事業家の精神

2019-12-22 | 通信事業 孫正義
  孫正義がゆく: ADSL開業 半径5メートルでみた桶狭間の戦い   宮本正男     作家の井上篤夫氏は、1987年に孫正義に初インタビューして以来30年余にわたって密着取材を続けている。「事業家と作家」として深い交流関係にある井上氏が、今回『孫正義 事業家の精神』を上梓した。 【実名公開】1 . . . 本文を読む

ビル・ゲイツは知能指数160あるいは170以上の大秀才

2019-12-20 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電
・早熟の天才として有名なモーツァルトが、10歳までにすでに数曲の交響曲を書き上げていたのは有名な逸話です。 ・ビル・ゲイツは知能指数160あるいは170以上の大秀才で、すでに9歳のころには、百科事典のPまでの項を読破していたといいます。   . . . 本文を読む

宇高航路 最終便

2019-12-17 | 心の旅路・my life・詫間回想
宇高航路が最終便となる。優に半世紀以上前に大阪ー詫間間を3年間往復した身としては涙管が緩むほど感慨が深い。「宇高航路」の最終便となるフェリーが12月15日(偶然だが私の誕生日)夜、高松港を出航して宇野港に到着したとのことだ。 大阪から夜行列車「瀬戸」で岡山県玉野市の宇野港まで行き、朝方に宇高連絡船に乗り換えて高松に向かった。連絡船には同じように詫間に向かう風情の親子づれを何人かみかけた。全寮制の . . . 本文を読む

ジョン・グールドの鳥類図譜を見て写真との違いに思いをはせる

2019-12-16 | 映画 絵画・写真作品含む
ご近所の玉川大学内でジョングールドの「ジョン・グールドの鳥類図譜ー19世紀 描かれた世界の鳥とその時代」展があり、娘のTOEIC受験(玉川大学構内)のつきそいで出かけて見てきた。 1826年フランスのニエプス兄弟がカメラ・オブスキュラを改良し、8時間かけて1枚の写真を撮影(さつえい)したのが写真の始まりとされ1935年イーストマン・コダック社が世界最初のカラーフィルム「コダクローム」(映画用)を . . . 本文を読む

寅さん 愚者は仏に愛される

2019-12-13 | 映画 絵画・写真作品含む
キリスト教、仏教を問わず愚者崇拝が根底に流れている。まずはキリスト教から見てみよう。松岡正剛は道化と呼んでいる(つまり愚者のことだろう)米田氏著作を引用する。 「風天のイエス」「リリーを見ているとマグダラのマリアのことすら、ふと偲ばれるのだ。」「ノリ・メ・タンゲレ」などと大胆な言葉を並べながら寅さんとイエスを語るのだ。 イエスの死後に仕上がったキリスト教のカノンでは、イエスはマリアが処女懐胎し . . . 本文を読む

宮沢賢治「春と修羅 序」は映画をメタファに縁起を語っている

2019-12-10 | 小説 音楽
「春と修羅 序」は解釈が難解と言われる。 わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといっしょにせはしくせはしく明滅しながらいかにもたしかにともりつづける因果交流電燈のひとつの青い照明です(ひかりはたもち その電燈はうしなはれ)   1893年にエジソンが映写機を一般公開しフランスのリュミエール兄弟がシネマトグラフ・リ . . . 本文を読む