まさおレポート

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フーディーニはなぜ霊媒師の手口を暴き続けたか

2020-10-07 | 小説 音楽

映画「トリック」を見ていてフーディーニのエピソードが興味深かった。

フーディーニは心霊術を調査する為にアメリカの科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』が学者らによる調査委員会を発足させたときにも委員として参加し、奇術師としての知識と才能を駆使して、超能力者や心霊能力者のいかさまを見破ることに貢献した。wiki

ここまではよくある話で、日本でもかつて早大の教授がサイキックハンターとして有名だった。

しかし驚くべきことに、心霊の否定は実は肯定を切望するためだったのだ。

その動機がなんと母と交霊して出会うためだったとは。本物の心霊能力者を探し出したかったのだが結果としてすべての超能力者や心霊能力者のいかさまを見破ることに貢献した。プロの奇術師であるフーディーニを欺けるような霊媒師は存在しなかったのだ。

アーサー・コナン・ドイルと一時親交を結んでいたが、フーディーニは手紙の中でドイルを高い知性を持つにも関わらず非常にだまされやすい人物と評している。アーサー・コナン・ドイルとフーディーニは同じ動機から出発しているが、アーサー・コナン・ドイルは非常にだまされやすい人物で簡単に肯定してしまった。

フーディーニも交霊を切望してたが欺かれなかった。欺かれる交霊がほとんどだが、欺かれない交霊もあるいは存在するのかと追い求める人がいつの世にもいる。自分の目で確かめなければ納得しないというのが人の常だから。

陰謀論を追い求める人がつきないのと同じ理由だろうか。

 


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