まさおレポート

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ヌサンタラに大いなる期待

2022-01-21 | バリ島 地震・事件・病気・イベント・危機管理

インドネシアの首都がジャカルタからカリマンタン島に移転する法案が国会で承認され、話題になっている。首都の移転先は“ジャングル”。
法案では、首都がジャワ島のジャカルタから北東に1200キロメートル以上離れたカリマンタン島東部に移転されることになる。https://www.fnn.jp/articles/-/301810


バリ島滞在時代はときおりカリマンタンの話が話題に上がった。日本ではボルネオと呼びならわされておりカリマンタンはややストレンジな響きをもつ。

それがなんと「ヌサンタラ」が新首都になると言う。25万6000ヘクタールものジャングルが未来都市になると言うのだから胸躍る計画だ。3年後に工事が始まるらしい。

カリマンタンのジャングルぶりはかつてのご近所の親父から体験談聴いたりベビーシッターから首狩り族の話を聞いたりで得た知識としてわたしの記憶にインプットされている。オランウータンの生息する地、いまだに国勢調査であらたな部族が発見される地だ。アマゾン以上に残された未開の地に移転する見識を讃えたい。

「ヌサンタラ」を地図で見ると赤道直下だ。つまり太陽発電に最適の地であり、この地で水素燃料を作成液化して船で各地に運び出すのに最適地になる。カーボンフリーで石油産業に乗り替わる期待ができる。さらには豊富で安い電力提供で地球に負担をかけないマイニング事業も活性化するだろう。この新たな地でさまざまな産業が生まれることが期待できる。

あまりの集中で身動きの取れなくなったジャカルタを救い、新天地を望むという素晴らしい計画を是非汚職の巣窟にならないように手際よくやって欲しい。


マイニング分野に参入チャンスがまだあるということだが、ただし電力費の安い地域例えば赤道直下の太陽発電コストが安い場所でないと成り立たない。(赤道直下はm2あたりの発電効率がそうでない場所の2倍ちかいともいう)


ジャングルの破壊に最大限の留意を払いながら「ヌサンタラ」新首都移転を進めてもらいたい。日本の投資家もこの千載一遇のチャンスを逃すなと。うかうかしていると中国にしてやられる。日本勢は高速鉄道の苦い記憶も十分にこやしにしてもらいたい。


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