WEBを作成する側に立ってみると色々面白いことに気がつきます。その一つにWEBサイトサイトの評価を下す事があります。例えばGoogleはサイトランクの格付けを各サイトに行っています。私の所属する会社の格付けはランク4です。ランク4はショップサイトとしては一応成功しているサイトと評価されています。そこで気になってやはり同じようなサイトを運営している同業さんをチェックしてみるとこれまた、ランク4です。なるほどなるほどこのサイトもかなり健闘されています。
そこでGoogleのライバルYahooJapanはどうかと思ってチェックをしますとランク8となっています。ランク10かと予測してみたのですが8です。このランク付けはアクセス数に重点が置かれていることは間違いないにしても、他に評価のポイントがあり、それは明らかになっていません。これはかなりアンフェアと云わざるをえません。まあ私企業が勝手に格付けしているわけで、別段気にしていない人も多いのでしょうが。なんでもリンク元の数とリンク数が評価に加味されるとかの観測もされていますが。
他にAlexaというアメリカの会社がWebサイトのアクセス数ランキングを毎日発表しています。これはテレビの視聴率調査と同じ手法をとっています。つまり、全世界の希望者にAlexaの協力者になって貰い、その数をカウントするという手法をとっています。具体的にはバーをブラウザーに取り付ける事を行います。クッキーによってデータを自動的にAlexaに送り分析をします。
これも又同様に所属する会社と競合さんを比較してみました。すると、ランキングでは100万以上の差があります。我が方のランクは90万台で相手さんは200万台です。先ほどのGoogleランクは同じ4です。しかし相手さんのサイトは相互リンクが積極的に張ってあります。従ってリンク元も多そうです。なるほど先ほどのgoogleランク評価の観測筋の推測は正しいことがわかります。
しかし、やはりAlexaのアクセス数のみを評価の対象にするというのが最もシンプルでベストと思います。そう結論した以降はなにかあるとAlexaサイトを見る習慣がついてしまいました。このサイトで検索すると、おおむねAlexa順位に従って検索結果がでます。これはかなり参考になるし、Alexa順位をベースにサイトを閲覧していくと世界的に健闘しているサイトを数多く発見することになります。
もっともAlexaのランク付けは当てにならないという意見もあります。これは視聴率が当てにならないという人と同類なのか、あるいは又別の理由によるものか。私にはどちらもかなりあいまいな手法で広告収入という巨額の金が動いている現実があると思えてしまいます。大変面白い現象ですが、これにたいして真っ正面から切り込んだ執筆者はいないのでしょうか。金融の世界もサブプライムローンの破綻で格付けは信用できないことが明らかになりました。かなり興味深い事実が潜んでいるような気がします。