今日の足利は雨のち曇りのち雨。
曇りの時間を見計らって散歩に行きました。
今日は愛とすごい神社を見つけてしまいました。
足利から群馬県太田市に買い物に向かう途中の日光例幣使街道沿い神社に狛犬でなく、明らかに柴犬と思われる銅像が鎮座してる神社を発見していたのです。
勅令によって幣帛を山陵・神宮・神社に奉献することを奉幣といい、この勅使を奉幣使といいます。これが毎年のことでしたので、例幣使となりました。そして江戸時代は例幣使といえば、日光東照宮への日光例幣使のことを言います。
毎年4月1日に京都を出発し、中山道ををとおり、上州(群馬)から日光例幣使街道に入り、野州(栃木)を抜けて、4月15日に日光に到着するように決められていました。
その途中の神社がここの「鳥居のない神社」なのです。
確かにこの神社には、鳥居がありませんでした。
愛、柴犬の銅像に一礼し、挨拶。
立ち耳、巻尾、マズル、目、明瞭なストップ、浅い額溝があるスカル、肢体はまぎれもなく柴犬です。
愛、しばし石碑を熟読・・・。ふむふむ。
要約すると、徳川時代、京都を発した例幣使の侍たちが、道中、安全祈願をかねてこの賀茂神社で休んでいました。にわかに一匹の犬が吠えた立てるので、何度も制したけれども、吠え立てて逃げようとはしませんでした。とうとう侍はその犬を切り捨ててしまいました。
犬の首は空に飛び上がり、あれよと人々が見上がると鳥居に大蛇がいました。
犬は鳥居の下で休んでいた例幣使の侍たちに鳥居に大蛇がいるのを知らせるために吠えていたのです。
例幣使は自分の命を助けるために吠えていた知ると、日光から帰ってくるまでにこの犬の供養のために塚をこしらえておくように命じたのです。
そして村では、鳥居があったから、大蛇がそこへ上がったのだと、鳥居をはずしてしまったとのことです。
愛と愛パパ、鳥居のない神社の前で記念の写真。柴犬を奉る神社です。愛の表情は、やはり愛。得意気な口角が愛の特徴、そして、また少し丸くなった顔。
上州は群馬県太田市日光例幣使街道沿いにあるこの神社、柴ワンと暮らす方なら是非、一度足を運んでみてください。
目立たない小さい神社ですけど、石碑を読むときっと感動しますよ。
愛パパ「奉られている柴、立派だね、愛。」
愛「うん。」
いつも応援ありがとうございますm(__)m