時給850円のアルバイトから気がつけば取締役になった僕が伝えたいこと

アルバイトから出発し正社員、管理職、取締役と昇ってしまい、ついには代表取締役まで。そんな僕の思考、想いを綴る

フィンエアーの想い出③

2011-08-23 | 日記(~2013年)
 1988年1月のある日、僕は成田発ヘルシンキ行きのエコノミークラスに搭乗した。
チェックインカウンターでいつものようにチェックインをした。記憶にあるのは、日本人と外国人の女性スタッフが手続きをしてくれ、僕には何も言わずにシート番号10Aという搭乗券をくれたのだ。僕は出発の数日前に購入した真緑色のセンスのない安物のポリエステル綿入のハーフコートを着ていて、預けたバッグは友人に借りた紺色の縦長のリュックザック。まさに若い貧乏旅行者。

 さて、搭乗時間になって機内に入って自分のシートに案内されて驚いた。
エゲゼクティブクラスだったのである。今で言うビジネスクラス。
真冬でこの飛行機が満席でもなく、混雑しているわけでもなかったのに、なぜ、アップグレードをしてくれたのか、まったくわからない。北欧の航空会社らしく小海老のカクテルが前菜として出て来たのを憶えている。