無限大の夢追いかけて

日々、頭に浮かんだことを書き残そうと思います。

1枚の写真

2010-03-22 22:45:08 | サッカー

 今日は、6年生最後の大会でした。
 その大会の写真を整理していて、
 今日は、この写真が気に入りました。

 試合開始のあいさつを済ませて、
 みんなで円陣を組むために移動している瞬間の写真です。

 この時の表情。
 「よし!やるぞ!」と、
 これから始まる試合に対する期待感が表情に出ているような気がします。

 ちなみに、この写真は1試合目。
 負けた試合開始直前の写真ですが・・・
 そんなことに関係なく、
 子ども達のこの表情が、今日のお気に入りです。

 この段階では、少しの不安といっぱいの期待感。
 「サッカーが楽しくて・・・」
 「試合が大好きで・・・」
 「チームのみんなといっしょに戦うぞ!」という雰囲気が大好きです。



 さて、今日は・・・
 
  先制点を奪われて、あせって何もできずに負けた1試合目。
  先制点を奪って、「行け行け!」で圧倒した2試合目。
  先制点を奪われたけど、何とか逆転した3試合目。
  最終結果は、敢闘賞でトロフィーをいただきました。(^-^)ニコ

  今日の3試合は、僕自身、すごく意味ある3試合でした。

  先制点を奪われると、あせってしまう。
  あせっても、あわてても、いいプレーはできない。
  いいプレーができないから、当然に結果も悪くなる。
  さて、このあせりをどうコントロールするか?

  先制点を奪った時は、どんどん気分もよくなり、
  さらに、追加点を奪うと、安心感も増えてきて、
  プレーにも「余裕」というものが見えてくる。


  これは、ごく一般的なことで、
  先制点を奪われた(逆境に立たされた)時こそ、
  何をすべきか?を早く判断して、早く行動してほしい。
  
  第3試合もそんな試練があった。
  まずは、あせりあわてて空回り。

   「子ども達で何とかしてほしい。」

   「でも、この試合が最後の試合。」

   「負ければ悔しい。勝てばうれしい。」
  
   ・・・

  僕自身も、いろんなことを考えながら、言葉をさがす。

  子ども達に、どう伝えるか?

  プレーヤー間のコミュニケーションの必要性は、いつも教えている。

  でも、それができていない。

  僕から子どもへのコミュニケーション。

  これは、僕自身の永遠の課題。

   「だまっていたら伝わらない。」

   「怒鳴り散らして、発奮させても、子ども達には、何も残らない。」

   ・・・

   またまた、いろんなことを考えて言葉をさがす。   


  そこで、僕がハーフタイムに選んだ言葉は・・・

   負けていても、あわてることはない。
   負けていても、あせることはない。
   あわてても、あせっても、決して良いプレーはできない。
   そんな時こそ、みんなで冷静になる工夫。

   この試合に負けたからといっても、
   君達のサッカーが終わるわけではない。
   君達は、サッカーが上手くなるために、
   サッカーを楽しむために試合をしていることを忘れないように・・・

   (この子達なら逆転できる!・・・そう信じながら・・・)


  後半、子ども達の動きが変わった。
  正直、あせっている。正直、あわてている。
  でも、少し声が出るようになった。
  少し笑顔が戻ってきた。
  そして、同点ゴール!。
  さらに、声が増える。笑顔が増える。
  そして、逆転ゴール!

  試合終了!


 
    僕が伝えたいこと・・・
    少しは、子ども達に伝わったかな?

           そんな風に思えた瞬間でした。