☀ 賞というショー ☀
この数日間に次々に賞が発表されている。「日本翻訳大賞」という賞が誕生し第1回の受賞式が4月に都内で開催。一般の読者から候補作の推薦を募り資金はネット上で支援を求めた。翻訳家・西崎憲が昨年2月にツイッターで「翻訳家の環境は厳しい。売れないし翻訳だけでは食べていけない」とクラウドファンディング方式で338万円を集めた。
翻訳大賞 阿部憲一・篠原琢訳 ✿ 『エウロぺアナ 二十世紀史概説』
ヒョン・ジェフン・斉藤真理子訳 ✿ 『カステラ』
読者賞 東江一紀訳 ✿ 『ストーナー』
※ 日本翻訳大賞は翻訳小説の売れ行き3割アップを目指しているそうである。
✿ 第2回高校生直木賞 木下昌輝 『宇喜多の捨て嫁』
高校生直木賞実行委員会主催、 この冬の直木賞候補作を高校生が読み比べる「高校生直木賞」の選考会が五日あり、全国12校の12人の高校生が選考した。
✿ 第14回女による女のためのR-文学賞
大賞 秋吉敦貴『明け方の家』
読者賞 小林早代子 『くたばれ地下アイドル』
贈呈式 26日、新宿・プラザホテルで
先日新宿のプラザホテルに立ち寄りましたら、ロビーは中国人たちで満員。私も中国人のような、爆買いをしない中国人みたいでした。 5月13日 松井多絵子