テレビは1日5時間以内に
1日5時間以上テレビを見る人は、肺の血管が詰まって死亡する危険性が高い。こんな研究を大阪大などがまとめた。長時間座り続けている姿勢が原因だという。27日、米科学誌電子版に発表した。昨日☀夕刊のこの記事が気になる。テレビの見すぎは目に悪いのはわかっている。だから時々画面から目を外し音声だけを聞く。聞きながら居眠りをしたりする。
白川透・特任研究員(公衆衛生学)らは、1988~90年に、テレビの視聴率などを尋ねたアンケートを全国で行った。参加した40~79歳の約8万6千人を追跡調査。血液の塊が肺の血管を詰まらせる肺塞栓で亡くなった59人について、テレビの視聴時間と死亡する危険性を分析した。その結果5時間以上の人の死亡リスクは、2.5時間の人に比べ2.5倍。
エコノミークラス症候群と同様らしい。
テレビ視聴時は足を動かさなくなり、足や骨盤に血液がたまりやすくなることが原因なのだ。テレビに座りっぱなしの時は、時々立って歩いたり、足をマッサージしたりして肺血栓症を予防するよう心がけなければならないらしい。坐ることの愉しさ、背もたれのある椅子に腰かける心地よさを味わえる動物は、人間だけではないか。
坐ったままで 松井多絵子
手ぬきして作る料理を食みながら母より長くこの世に居坐る
昼さがり ソファーにひとり座りいて我を見つめるテレビの青年
覚めることなかれ、柔らかな温かなソファーにわれ深く座らす
自殺するエネルギーなど何処にあるこの座席から立ち上がれない
今日の陽は沈みてしまいぬ窓の辺のソファーにわれを坐らせたまま 、
今日もまた昼餉の後はソファに埋もれることでしょう私は
7月28日 松井多絵子