読んでいた本に
「私は目に見えないものしか信じない」 という人と 「自分の手に触れたものしか信じない」という人があって。
これは両極端ですけどね。
「目に見えないものしか信じない」 は画家モローの言葉だそうです。
「同じ物を見て描いた絵でも描いた人によって違った絵になるのは、目に見えないものも含めて描いているから」 大きく頷けるところです。
人を見る場合でも、その人の見たままではなく見えない背景がとても重要に思えてしまう。
「僕たちは自分で自分を見ることができません。鏡を見るか川のほとりにでもかがみ込まない限り、自分は《見えない》存在です。誰一人として自分のことを自分の目で見られる人はいません。このことをすごく面白いと思います。」 ともあります。
普段の自分って見られないですよねぇ。
私も、今見ている風景を相手の人から見たらどう見えるんだろう? と思う事があります。
(自分も含めて映っている風景・・)
「小さな子供は他人だけを見て生活しています。なかなか自分という存在に気付かないし、・・・(中略)・・・僕たちは成長するにつれて、文字通り自分を発見していくわけです。自分の姿を長い時間かけて見つけだしていく。このことが人間を人間たらしめているような気がするんです。・・・」
自分を発見していく・・・。
自分が思っている自分と、周りの人が思っている自分と違う事が多々ありますね。
まだまだ発見は続くんですね。