日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

自分勝手

2008-03-04 | Weblog
   士師記17章 本章から、士師は登場せず、外敵との戦いはない。それは内乱状態を示している。
  6節「そのころイスラエルには王がなく、それぞれが自分の目に正しいとすることを行っていた。」
  これは18章1、19章121章25節に出ている。
  これは各部族が統一されていない理由である。
  士師に代る指導者=王制政治の時代への過渡期を示す。

  統治者がいないと人は自分勝手な行動をする。その最大の危機は神礼拝であり、エフライムの山地に住むミカが母親と相計り、銀細工人に彫像と鋳像を造らせた。これは十戒に違反し(出エジプト20章4節)、死に値する(同32章30~35節)。
  俄か造りの神殿には、息子の一人を祭司にしエフォドとテラフィムを持たせた。その後ユダ族のレビ人が放浪してきた時ミカはこれ幸いとこの若者を家族として迎え入れた(5~13節)。
  この自己満足は不幸の引き金となる。18章はこの続き。

  偶像礼拝は自己欲望の投影である(出エジプト32章1~6節)。
  フィリピ3章19節(新改訳)
  「彼らの最後は滅びです。彼らの神は彼らの欲望であり、彼らの栄光は彼ら自身の恥なのです。彼らの思いは地上のことだけです。」

  (海外旅行とインフルエンザで投稿をしばらく中断していた)