サムエル記5章 神の箱の続き
ペリシテは戦利品として神の箱を奪い、アシュドドにあったダゴン像の神殿に置いた。彼らはその箱の威力を噂に聞いていたが(4章8節)、今はそれが無力な箱と侮っていたのかも知れない。
しかし翌朝ダゴンは箱の前にひれ伏して倒れていた(3節)。もとに戻したが翌朝もひれ伏し、頭と両手がもぎ取られ胴体だけの無残な形になっていた(4節)。そして民の間に疫病が蔓延していったという(5節)。
イスラエル敗北の原因となった神の箱はペリシテにも災禍をもたらす。可視的な単なる箱でしかないが、その背後に厳しい審判を下す見えない神の存在を示す物語であろう。「主の御手」「神の手」という言葉が5、7、11節に出てくる。
ここには箱を偶像視し、神を持ち運び利用する人間の愚かさをみる。
「はれ物」は箱を持ち運んだペリシテの五大都市ガトでもエクロンでも蔓延し、町の人々を恐怖に陥れた(7~12節)。これは6章から判るが、ねずみを媒介するペストである。
人は偶像礼拝の誘惑に陥り、神はこれを試練によって裁かれる(ヤコブ1章13節)
ペリシテは戦利品として神の箱を奪い、アシュドドにあったダゴン像の神殿に置いた。彼らはその箱の威力を噂に聞いていたが(4章8節)、今はそれが無力な箱と侮っていたのかも知れない。
しかし翌朝ダゴンは箱の前にひれ伏して倒れていた(3節)。もとに戻したが翌朝もひれ伏し、頭と両手がもぎ取られ胴体だけの無残な形になっていた(4節)。そして民の間に疫病が蔓延していったという(5節)。
イスラエル敗北の原因となった神の箱はペリシテにも災禍をもたらす。可視的な単なる箱でしかないが、その背後に厳しい審判を下す見えない神の存在を示す物語であろう。「主の御手」「神の手」という言葉が5、7、11節に出てくる。
ここには箱を偶像視し、神を持ち運び利用する人間の愚かさをみる。
「はれ物」は箱を持ち運んだペリシテの五大都市ガトでもエクロンでも蔓延し、町の人々を恐怖に陥れた(7~12節)。これは6章から判るが、ねずみを媒介するペストである。
人は偶像礼拝の誘惑に陥り、神はこれを試練によって裁かれる(ヤコブ1章13節)