日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

驚くべき御業と奇跡

2012-06-26 | Weblog
  歴代誌上16章 

  12節「主の成し遂げられた驚くべき御業と奇跡を 主の口から出る裁きを心に留めよ」(新共同訳)

  1節「人々は神の箱を運び入れ、ダビデの張った天幕の中に安置し、神の御前に焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげた」。口語訳「燔祭と酬恩祭」を祭壇に献げた。また祝いの品である「パン一個となつめやしの菓子、干しぶどうの菓子」がイスラエルの民に配られた(2~3節)。サムエル記下6章17~19節の通りである。レビ人の任務である楽器の奏者と詠昌者は、神の箱を天幕に運んだ後も継続した(4節)。アサフを頭として9名の名前が挙げられる(5節)。
  6節「祭司のベナヤとヤハジエルは神の契約の箱の前で、絶えずラッパを吹いた」。ここでダビデは契約の箱の前で賛美リーダーとしてアサフとその兄弟たちを指名し、主への賛美を託した(7節)。それが8~36節である。その全体は、感謝と賛美と祈りである。
  (1)8~22節=詩105篇1~15節
  喜びと賛美は限りなく「主」に向けられる。主に感謝をささげ(8節)、主に向かって歌い(9節)、主を、主の御力を尋ね求めよ(11節)と命じる。
15節「とこしえに主の契約を心に留めよ 千代に及ぼすよう命じられた御言葉を」。族長時代の約束と歴史を回顧した賛美。主の契約を心に留めよと三度繰り返す(15、16、17節)。神の宣言はカナンの地を嗣業として与えるというもので、今それが実現に至った(18~22節)
 (2)23~33節=詩96篇1~13篇
 (3)34節=詩106篇1節
 (4)35~36節=106篇47~48節
 神の限りない主権に対する賛美が続く。「全地よ主に向かって歌え」(23節)「国々に、諸国の民に栄光を語り伝えよ」(24節)、「大いに賛美されるべき主」に対して(25節)。賛美が繰り返される。「諸国の民よ」(28節)、「全地よ」(30節)、「天よ」(31節)「海とそこに満ちるもの、野とそこにある全てのものよ」(32節)、「森の木々よ」(33節)栄光を主に帰せよ、主に感謝し、御名に感謝せよで締めくくられる(35~36節)。
  37節「ダビデはそこに、主の契約の箱の前にアサフとその兄弟たちを残し、日ごとの定めのとおりに絶えずその箱に奉仕させた」。「毎日の日課として常に」(新改訳)続けられねばならないという任命である。それはアサフ、オベド・エドム、ホサに対してである(38節)。この他にヘマンとエドトン、更に選ばれ指名された者らがいて「主の慈しみはとこしえに」と感謝してラッパやシンバルを奏でた(39~42節)。

  ここで、この賛美の中で中心となる言葉に心を合わせることにしたい。それは34節である。「恵み深い主に感謝せよ 慈しみはとこしえに。」