今日の言葉
禍福一如(かふくいちにょ) 大石順教尼
『よいこともわるいことも自分の心一つ。物事の受け止め方一つで人生は好転する』
11月6日(土) 晴 AB勤
今日は
「お見合い記念日」
1947年(昭和22年)のこの日、東京の多摩川河畔で集団お見合いが開催された。結婚紹介雑誌「希望」が主催したもので、戦争のため婚期を逃した20~50歳の男女386人が参加した。会場で相手を探し、終了後、最高3人までの身上書を申し込むという仕組みだった
「アパ-ト記念日」
1910年(明治43年)のこの日、上野に初の木造アパ-トが完成した。
そのアパ-トは「上野倶楽部」という名前で、洋風の外観をもつ5階建て70室の賃貸アパ-トだった。上野公園に隣接しており、洗面所、浴槽、電話は共同で、入浴時には居住者が実費を負担した
zatuneta.com
「自助努力」できましたか?
『自助努力』のことばの元が、下の「トリプル助」でした。菅首相の掲げたボ-ドを懐かしく思い出しています。菅内閣の発足は高い支持率で、70%ぐらいあったように記憶しています。しかし、一年余りの政権運営で、支持率が危険水域の20%前後をいったりきたりしていました。衆院選も間近、菅内閣で選挙では戦えないということで、岸田首相に交代しました。結果は、自民党の思惑どおりになりました。
自助・共助・公助
菅前首相の発言
「私がめざす社会像、それは自助・共助・公助、そして絆です。まずは自分でやってみる。そして地域や家族がお互い助け合う。その上で政府がセーフティネットでお守りします」
総務省・消防庁HPより
「自助」とは災害が発生したときに、まず、自分自身の身の安全を守ることです。この中には家族も含まれます。
「共助」とは地域やコミュニティといった周囲の人たちが、協力して助け合うことを言います。
そして市町村や消防、県や警察、自衛隊ていった公的機関による救助・援助が「公助」です。
トリプル「助」を掲げ、『自助努力』だけを強調、コロナ禍の影響もあり、安倍元内閣より経済状況下が悪化しました。貧富の差がさらに拡大し、現在に至りました。円安ドル高で輸入品は値上がり、原油価格も高値止まりでさらに悪化しそうです。
失われた30年と言われ、現在進行形、国も国民もよりいっそう貧しくなっていっています。その間、どれだけ国民が犠牲を強いられてきたか、その一断面をルポした記事がありましたので載せました。
要点を書き出しました。興味もたれた方は記事お読みいただけたらより理解いただけると思います。
『通俗道徳』安丸良夫
人が人生で失敗したり、貧困に陥ったりするのは、その人の努力がたりないからだ
『村請制』
江戸時代には、村ごとに連帯責任を負わせる村請制がありました。誰かが年貢を払えない時、村全体に負担させる制度があった。
明治時代に消滅
人々は、競争的な市場経済の場に投げ出され、財政基盤の弱い明治政府には、福祉を行き渡らせる力がない。他人を思いやる余裕が失われる中で「貧しいのはその人の努力が足りないせいだ」という通俗道徳が初めて共有された。
松沢裕作
『ルポ』
なぜ、多くの人が「頑張ること」にこだわるのか、それは「頑張らなきゃいけない」と思い込まされているからではないでしょうか。
この一年半、コロナ禍の貧困の取材をしていますが、ほとんどの人が「自分が悪い」と言います。雇い止め遭うたびに、寮から追い出されるために、路上生活をくりかえす男性は「責任は僕にある」と
言いました。
「自分は能力がないから努力しないといけないんです」
「そう思うことで、自分を鼓舞してるんです」
「自分が悪い。だから自分で頑張るべきなんだ」という考えです。
でも私は、頑張る前に、それは本当の自己責任か考えるべきだと思っています。 藤田和恵
安倍・菅政権の功罪
「真っ先にあがるのは自己責任、
公のセーフティネットは最も遠かった」
『自助努力』をうたうなら、きちんと土台を築いてからやるべきでした。国民への給付金、企業への持続給付金、飲食店への協力金もすべて中途半端の財政出動しかおこないませんでした。
アフターコロナを見据えて、欧米諸国は、救済金をどんと支給しました。アメリカは景気回復、飲食店は猫の手もかりなければならないと報道されていました。ただ人手不足が悩みの種ということでした。
景気回復すれば、インフレが懸念されますので、アメリカは、金融緩和を縮小する方針、一方、日銀はいまだに金融緩和、デフレ経済からの脱却に悪戦苦闘しています。年末から年始にかけて、物価は上がり、実質的な収入は下がり
益々、景気は悪くなります。
特効薬、それは、『消費税ゼロ』また言ってしまいました。
NYの飲食店「店員が足りない」 回復基調の米経済、物価上昇が加速
https://www.asahi.com/articles/ASPC46611PC4UHBI00T.html
今日の曲は
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