天国から地獄とはこのことでありましょう。
昨日日曜日のゴールデンタイムに放送されたワールドカップ予選2試合目コスタリカ戦は視聴率は軽く50%を超えたでしょう。ドイツ戦で沸き立って有頂天になっていた日本人はその90分後に、喪失感失望感に覆われていたと思います。
最もがっかりしているのは当事者の森保監督と選手たちでしょうが。
昨日は早朝から清掃行事を掛け持ちし、率先してごみを集め、参加した小学生にはごほうびに磁石を上げました。書道教室の仲間の印を4つ彫り、ついでに筆頭格の方に雅号まで考えてあげたのです。苦手な部屋の掃除をし菩提寺の世話人への就任に前向きの回答をし、夕刻には、ご不幸があった自治連会長のお宅にお香典を届けたのです。コスタリカ戦の敗退にワタシの落ち度はありません。しかし負ける時は負ける。負けた後四の五の言っても仕方ありません。
【ルーズ】
「loose」 この言葉は「放たれた、解き放たれている、ゆるんだ」といった意味があります。転じて、締まりのないさま、だらしのない 様子を指します。また散漫な、とか不正確なという意味でも使われる重宝な言葉であります
また、「 lose」 は 「失う」「なくす」「落とす」「負ける」と言う意味の動詞であります。
振り返ってみれば試合の開始で長友が観客をあおるしぐさをした時から悪い予感がしました。案の定、どの選手もプレーぶりに精彩が無くふわふわしながら試合に入った印象でした。
序盤からミスでボールを失う(ルーズ)するシーンが目立ちました。前半ルーズボール(どちらの支配にまなっていない)が2.3度ばかり相手ゴールの真ん前を横切りましたが、だれも飛び込む選手がいませんでした。
前半1本しかシュートが打てないままなのに、後ろでぐるぐる回し、バックパスをする緩慢な(ルーズ)なパスが多かったのです。そしてドイツ戦と同じくハーフタイム直後から選手交代するという戦法に出ましたが「柳の下に泥鰌はいません」でした。相変わらず締まりのない(ルーズな)パスは相手にカットされました。そして終了間際に相手のマークが緩んだ(ルーズになった)ディフェンスで、意味不明な中途半端なクリアが不正確(ルーズ)であったため相手に取られ後半のシュートを打たれました。それが、ゴールポストからかなり離れて(ルーズに)守っていたGKの指先をかすめて決勝点になったのです。
リードされた局面でなお、バックパスやサイドパスで繋ぐという緩いプレーが続き、キーパーが上がってパワープレーに参加するなどといった必死の策も無くホイッスルが鳴ったのです。一言で言えば「締まらない(ルーズな)試合」でありました。少なくとも日本が出場したワールドカップ戦では、歴史に残る最悪の試合であったと断じざるを得ません。
原因や反省点をいまさら追求しませんが、
いくつものルーズが積み重なって試合を失う(ルーズする)破目になりました。
これで「ルーザー」となったことは紛れもない事実であります。ワタシはこれにてワールドカップ終了宣言し、篆刻と園芸の生活に戻りたいと存じます。