植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

脳神経外科に行ってきた

2024年09月21日 | 健康
ワタシにとっては現在「病院通週間」のさなかで、3番目の病院に行って来ました。「K脳神経外科クリニック」であります。
そこは初めて訪れる病院で、家内が見つけて、予約まで入れてくれました。

昨年秋、かかりつけ医に軽い鬱病と言われ薬を飲み始めました。今年に入ると明らかな記憶障害が出ました。また、自分では覚えていませんが、家人の前で奇声をあげた事が数回あったらしいのです。また、車の運転中に、ややパニックみたいな危なっかしい動作があったというのです。

既に、数か月前鬱病の治療のため「心療内科」の病院で、診察を受け数週間おきに飲み薬を貰っています。家内は、それだけでなく、もしかして腫瘍やら血管のつまりがあって脳の機能に障害が出ている可能性を心配しました。また、記憶がボンヤリするのはひょっとして認知症かもしれない、と疑ったのです。この際しっかり専門医に診察してもらい、原因を明らかにしようと、診療を受ける事になりました。

そして昨日行ってまいりました。待合室には10人ほどの患者(付き添いもいたようです)がいてなかなかの繁盛と見受けました。予約した時間にはきちんと呼び出され、事前の質問書に記入して待っていると、看護師らしき女性が呼びに来ました。そこでテストが始まったのです。これは先に書いた心療内科でも同様でした。その内容にも共通点が多く、姓名・生年月日から・今日の日付などを聞かれた後、「これを覚えてください」と3つの単語を覚えるように言われたその言葉も一緒
「さくら・ねこ・でんしゃ」です。
次にこの病院の名前は?と聞かれ、次が100から7を引くといくつ?などの質問が次々に出ました。知っている野菜の名前を言ってくださいというのもありました。最後に箱に入った品物を見せられ、数分後に何が入っていたかを答えるテストもありました。「はさみ・電池・ゴルフボール・コイン・鍵」

どうやら神経外科にせよ心療内科にせよ同じマニュアルでほぼ内容も同一の検査をすることになっているようで、ワタシのおぼつかない記憶でもほぼ前回と同一だったように思います。

さて次に待っていたのが「MRI」検査です。68歳になるまで一度も経験したことのない生まれて初めての検査であります。ポケット内の持ち物から入れ歯・ピアスなどの金属は全て外すように言われました。ベッドに半固定され目をつぶり、体全体も動かさないように言われます。そしてドームのような機械の中に上半身を移動させられました。後は10種類くらいの大きな物音を聞かされました。ガチャンガチャンとかキンキンとか、とにかくうるさい。これを20分聞かされて終了です。

そうして「運命の診察結果」を医師から伝えられます。
最初にMRIの写真を見せられました。レントゲン写真の立体版のような感じです。脳神経外科の一番の専門分野で、その専門医が凝視して出た結論は「どこにも異常はありません」でした。血管の狭窄とか腫瘍らしきものもなく健康な写真だったようです。

次に聞かされたのが、問診テストの結果、これが28/30点でありました。この数値が20点を下回ると「認知症」の疑いあり、となるのだそうです。2点減点されたのは、今日が何日で何曜日かという質問で間違えたからです。ワタシは無職で新聞もテレビも見ません。そもそも今日が何日か等は知る必要もないので答えられなかったのです。認知症について言えば加齢相当の記憶力低下にしてはまだましな方ですと。
その後、何か総合診察判定の数値を示され、ワタシは0.91でした。1を超えると病人扱いされるようですがあまり詳しい説明はありませんでした。
ということで「異状ないので、もう来なくていいです」となりました。脳内に異常が発生しておらず、認知症も無し、帰っていいよと言われたのであります。

冷静なふりをして聞いていたのですが、心の中は踊りだしたくなるほど嬉しかったのです。もし、何か出来ていて開頭手術が必要です、とか認知症になっています、とか言われたらどうしよう、と心配で仕方なかったのです。

お祝いに何かご馳走を食べようかと思いましたが、思いつきません。お昼は回転ずしでした。夜は豚肉の生姜焼き(笑)。実は数日前に和牛・松茸入りのすき焼きを食べているので「前祝い」は済んでおりました。


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