植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

国のやってることは間違ってると思うが違うか

2021年03月17日 | コロナ
 テレビでは相変わらずノー天気に、開花予想だ、どこの桜が咲いたなどと報道しております。飲食店でのグルメ番組も健在、大相撲では横綱不在、コロナ感染部屋の休場とあって、弱い者同士でレベルの低い争いをいたしておりますな。

 コロナの新規感染者は下げ止まりから、微増に転じていますが、「緊急事態宣言が全面解除が間もなくでは、と注目されています。もし、これで首都圏も解除したら、ちょうど第3波が起きた直前の様子と酷似しています。感染者が減らないで全国でくすぶっていたのに、秋の行楽、年末年始の消費需要を見越して解除し、国民の緊張が一気に緩みました。感染者が急増し、医療関係者を震え上がらせ疲弊させました。あの時は加えて「Go-to」をやらかしたので感染者拡大に拍車をかけたのです。その波がここにきてようやく抑え込みに成功してきたかに見えたのですが。

 今は、ちょうど引っ越しが増え、新入学・入社・転勤のシーズンでもあります。花見で浮かれ、入学式でお祝いし、そのままゴールデンウィークに突入となります。そして感染力が強く、今のワクチンも効かない変異種が主流となりつつあります。もし前回通りならば4月中旬以降、第4波が押し寄せるのは必至の情勢であります。また、その先のオリンピックは開催ありきで進められているように思います。

 ここで、まだコロナとの戦いは道半ばでありますが、一旦〆させていただきます。菅総理は、本人弁によれば、就任後この半年、全身全霊でコロナ対策をしてきたそうです。政府関係者によれば、国としては専門家と相談しながら、あらゆる手をうっていて、もはやあとは国民にお願いするしかない、という見解であります。「えーっそうなの?」ワタシの認識は間違っていたのか、というのが正直な感想です。いやいや菅さん、アンタ全身全霊の使い方間違っとる。

 安倍政権から今日まで思い起こすと、
1.空港とクルーズ船での水際作戦が「ざる」でやすやすとコロナ感染者の流入を許しました。
2.マスク不足に、誰もが嫌がった小さく汚れた布製マスク配布(笑)
3.医療船・野戦病院は建設を拒みました。また、発熱外来の整備も怠りました。
4.PCR検査の体制は全く整わず、国の組織へ一元集中のままでいまだに驚くほど少ない検査数にとどまりました。
5.強制力・罰則をともなわない緩い規制で、風俗・接待などの夜の街感染を許しました。
6.アベノマスクからGoto、持続化給付金と巨額の国費が投じられたようですが、医療体制拡充、医療現場や貧困層へは金が回らず、零細飲食店ではコロナバブルさえ起こしていると聞きます。
7.ワクチン開発は遅々として進まず、世界の主要国から後れをとり、諸外国からの輸入も口約束ばかりで現物はほとんど届いておりません。
8.ようやく作った肝いりの追跡ソフトCocoaは、個人情報保護の観点から機能は限定的で、しかも欠陥があり何の役にも立たなかった。
9.国民や飲食店などには、自制自粛を要請する一方、自粛期間も自分たちはちゃっかり夜の町巡り、銀座クラブ活動をしていました。

 つまり、ほとんどが間違い、まともな対策となっていないという結論になりますが、違いますか?人の金(税金)はあとの始末や国民負担も顧みず大盤振る舞いし、徹底的な感染対策は国民の努力・自粛に任せ、政府与党はコロナ特需のおこぼれを頂戴し、自分たちだけ、罹れば優先的な入院、医療を受けられる、というふうに見えますよね。

 接待を受けたか、何を頼まれたか、何を食ったか誰が払ったか?などと下らぬ国会質疑が続いています。役人は記憶にないの一点張りですが、そんな物忘れの酷いボケた官僚ならとっとと解雇でしょう。この際、そんなことはほっといて、コロナの第4波をどうしたら避けられるか、どうしたら和らげるか、その一点に集中していくのが「全身全霊」で国民に寄り添うということであり、もっとも重要な、国民の生活・健康と経済対策ではなかろうか、と思いますが  違いますか?

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