映画が好きで、テレビでは映画チャンネルばかりを観ております。(巨人戦も見ていますが(笑))
BSでは古臭い映画の再放送が多く、専門チャンネルのWOWOWがだいたい常時2作品を一日中流してくれます。後はCSの映画専門CHがお気に入り。それでも、アニメや下らぬアイドルものの映画、大昔にヒットした大作などが多く、ここ数年で封切りになるような新作・初登場といった映画は稀であります。
特に「ジュラシックパーク」・エイリアンもの・ジョーズ続編・プレデター・ダイハードなど、大ヒットした名作の続編が延々と続いて放映されるのは閉口します。ほとんどの映画はヒットした第一作が優れていて、そのあとのパート2や「なんとかリターンズ」といったヒット映画にあやかり作品は正直駄作が多いのです。寅さんシリーズもしかりですが、およそ50年以上前の映画を何度見せられたことか。こないだもエルシド・とかエクソシストとかをやっていました。
とはいえ、当方も記憶が怪しくなってきてあまり古い映画だと筋書きも忘れ、見たことさえ忘れている、という映画もたまにあります。最後の方でやっと「あぁ、これはいつか観たな。」と思い出したり(笑)
そんな中、一度見た切りで、2度と観ないという洋画が「タイタニック (原題:Titanic) 」であります。デカプリオの出世作で、過激なラブシーンが話題になり、セリーヌ・ディオンの主題歌が大ヒットしました。大変な興行成績を収めたのです。ワタシが二度と観ない理由は「後味の悪さ」でありました。豪華客船の中知り合い恋仲になったジャックとローズ(ケイト・ウィンスレット)の二人が、客船が氷河とぶつかり沈没する中で、冷たい海中に投げ出され、彼女を壊れたドア枠の上に乗せる。自分はそれに掴まっていたが翌朝には凍っていたという悲しい結末でした。
スクリーンの中での残虐なシーンや悲惨な流血シーンなどは慣れっこのワタシ、作り物と割り切って大したショック・残像にはならないのですが、朝の海に多くの遺体が浮かびデカプリオの凍った顔が、なんとも悲しく嫌な映像として頭に沁みついたのです。
以来一度もこの映画は見ません。」WOWOWなどで何度も放映されているようですが。偶然この上映中にテレビをつけたらほかに回すようにしております。
似たような映画では、高倉健さん主演『八甲田山死の彷徨』があります。これも一度見たらもうたくさん、それでも2,3回は偶然観ております。
そこで、今回の「タイタン」の事故であります。沈没した豪華客船タイタニック号を深海船にのって探検潜水するツアーで、3500万円ほどの費用を払うのだそうです。沈没船は水面下12500フィート(3800m)の深海に沈んでいて、これを特殊な潜航艇で探索・船中から眺めるという趣向なんです。水圧は380気圧という計算になるのです。これは、とてつもない圧力なので、深海に耐えうるだけの構造・素材・メンテナンスや検査が不足していたために「爆縮」によって圧壊(あっかい)した、というのが真相のようです。
3800mをfeetと間違えたとか馬鹿な話まで伝わっていますが、だいたい1500mくらいの深さには耐えられるという設計であったそうです。
①高圧に耐えられる金属(チタンなど)の代わりにファイバー(炭素繊維)を使っている ②窓も危険な水圧になるとぱりぱりひび割れるのでそれが逃げる合図になる、と「ポリカーボネイト」を使ったという情報がある ③ 船の形に成形されている ④運転装置はジョイスティックで運転 ⑤元従業員が2018年に安全面で問題がある可能性を指摘して解雇された・・・・などなど、およそ深海での操船やお客を乗せて安全運航を優先するといった姿勢には見えません。
日本が誇る深海潜航艇「しんかい6500」は6500メートルまで潜れる設計であります。これらのクリアすべき基準は潜航性能の1.3倍+300mくらいなので、その気になれば9000mくらいは潜れるでしょうね。一方の、タイタンはそんなことは関係なく製造され、検査もないまま千回以上運航したそうです。超高圧と海上の1気圧という過酷な気圧差を幾度となく繰り返されて「金属疲労」が生じていたのは想像に難くないのです。
一瞬にしてぺしゃんこになったはずで、乗り組んでいた5名の方たちは、自分が死ぬのだという恐怖も感じるいとまもなく、恐らく死んだことにも気づいていないでしょう。
一般的には気の毒は気の毒、でも、それ以上に亡くなった人たちへの同情や感情移入はありません。タイタニックの最期の恐ろしい映像に比べると、その瞬間を想像してもあまり心に刺さるものが無いのです。
何故か。それは運転していた運航会社のCEOは、自業自得だからです。これだけ安全を軽視し、整備不良・性能欠陥のまま乗って金儲けをしていたのですから、死んで本望というか、死んで当たり前というべきでしょう。
残りの4人は、不運であったのです。しかし、3500万円もの大金をポンと出してレジャーに参加するという大富豪であります。世間の人の何倍も努力したかもしれませんが、滅多にない何百倍もの幸運に恵まれた方たちであったとも言えます。そんなセレブや大金持ちが、最後に不運に出くわして突然の終焉を迎えるという、究極の不幸は、それまでの幸運から考えて「帳尻があった」とも言えるのです。
乗る前の契約には、安全は保障できない、何があっても補償しないというような条項があったそうです。そうはいっても、欠陥やオペレーションに重大な過失があれば、損害賠償は免れません。相手が金持ちならその金額も莫大でしょうね。
誰にも経験できないようなアドベンチャーで、誰でも払えないようなお金で遊ぶという、贅沢三昧の愉しみが出来る人たちです。ワタシは、彼らの事をお気の毒だなぁと本気には思えないのです。
残念ながらわたくし、プロではありません。(´;ω;`)
ブログをご覧になればわかりますが、ただの植物好き、物好きなおじさんです。
槐松亭は、書道・篆刻・メダカ・園芸なんでもござれのブログでして、好き勝手なことを書いているので、ほとんど参考にならないとは思いますが、失敗してもいいから、なんでも何度も挑戦してエンジョイしています。
韓流ドラマ、とりわけ王朝もの好きですよーーー
チャングム・イサン・トンイなど、イビョンホンさんのシリーズはほとんど観ていましたね。
フォローとコメントをありがとうございます。
植物園を運営されているプロの方からフォローいただき、とても嬉しく思って
おります。私は槐松亭様とは違い、毎日テニスと、公園などでの花の撮影など
して遊んでおり、社会のお役には立っていない生活をしております。(笑)
テニスの帰りなどで撮影した花などを、毎月花のアルバムという形で日記代わ
りに記録に残しています。植物には疎く、知らない植物の知識を調べてアルバ
ムに記録しています。でも、すぐ忘れてしまうので何度も同じことを繰り返し
ています。
ご専門のお立場から、今後もアドバイスやご教示いただければ幸いです。
私はテレビはどちらかと言うと嫌いな媒体で、ニュースとスポーツ以外はあま
り見ていません。映画も最近は劇場で見る事はありません。ただ、wowwowやHu
luなどで劇場映画やスポーツや韓国ドラマはよく見ています。韓国ドラマはお
ばさま族の見るものと偏見を持っていましたが、結構面白いです。(^.^)