植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

来期の巨人を少し占う

2021年12月17日 | スポーツ
 今朝は、この時期にしては珍しく暖かい雨降りであります。予報では明日は一変してこの冬一番の寒さがやってくるようです。家内は昨夕、子供の嫁さんの出産で、孫子の面倒を見るために三泊四日の外出から戻ってきました。家内は、寒さが厳しい新潟にいい印象を持ってきたらしく、さかんに空気が奇麗、煩わしい近所付き合いもなく生活も便利なことを強調しておりました。

 九州育ちのワタシは、寒いのはまっぴらです。

 さて、野球界は、秋季キャンプや各賞の表彰も終わりシーズンオフとなります。実は水面下では来シーズンに向け静かに戦力補強も始まっているのです。各球団で首になった選手たちで現役生活を望む就職活動は「トライアウト」で公開されます。ここでめぼしい選手が居れば、個別に連絡して入団の交渉をすることになりますが、トライアウトに不参加の選手を含め100人近い中で声がかかるのは数名、他の選手は独立リーグに向かったり、スポーツ用品店に就職したり、はたまた飲食店を開いたりと厳しい人生が待ち構えているのです。同時に、残留した選手たちは年俸の更改も始まっております。

 わが巨人軍は早速オリックスを自由契約となっていた鈴木優投手(24) を育成で採用しました。勝俣翔貴内野手も入団しそうです。彼は東海大菅生で高校野球では大活躍していました。日本代表に出た時も外国の剛腕でサイドから投げる左投手に対して彼一人がきちんと体を開かないでミートできていました。この子は巨人に欲しいなぁと思ったのを思い出します。将来を嘱望されてドラフトにかかりましたが、2位以上の上位指名を希望したため選に漏れ大学に進学後オリックスに入団していたのです。同期にはオコエ・小笠原・清宮などが居ましたが、思ったよりは活躍できていません。

 あの時、彼がどこでも獲ってくれれば行きます、と言って大学に進まずプロ入りしたらどうなったか、才能がうまく開花できていれば主力打者になれたかもしれないと思っておりました。わが巨人で今一度再生して欲しいと願うばかりです。

 一方惨憺たる結果に泣いたのはFAと外国人であります。スモークは初戦で怪我をしたまま退団、もう一人もホームシックで途中帰国してしまいました。シーズン最終盤でとったナントカという外人は名前を覚える前にクビになりました。楽天からトレードで来たウィーラーしか野手としては使えず、ピッチャーも鳴り物入りのサンチェスはぱっとせず、ブルペンのビエイラやデラロサもシーズンを通して不安定な投球が続きました。

 FAはベイスターズから来た2選手ともに怪我と不調で役に立ちませんでしたね。今期は目玉のFA宣言の選手はおらず、ここ数年のFA失敗に懲りて巨人は今年は動きませんでした。若手育成に重点を移し、育成契約で育てるというのですが、育成から支配下を行ったり来たりで嫌気がさした山下航汰 は退団してしまいました。若くて才能があり期待していたのですが。

 そして恒例の(笑)外国人の獲得が始まりました。発表されたのは米独立リーグで2年連続MVP のアダム・ウォーカー外野手(30)とマット・アンドリース投手(32)の入団が内定しました。メジャーリーガー、 グレゴリーボランコ外野手とも交渉中だそうですが、キャリアや年齢を見ると、ウォーカーは今年引退した亀井以上の成績を残せそうですが、他の二人はどうもイマイチ期待が持てません。ボランコはケガが多いとか三振が多いとか聞きますし、投手のアンドリースも通算防御率4・63はぱっとしませんね。

 ワタシは、来年は巨人はすごく良くなるとみています。投手は手術後順調な回復を見せている堀田と山崎伊織が、開幕に間に合うとみています。この二人は怪我さえなければ一級品なんです。バッターも、松原はじめ20歳前後の秋広や中山、前述の勝俣など若手をどんどん起用すればいい、 と思いますね。辛抱して一軍で使ううちに育つ選手も多いのです。

外国人やらFAで補強しても、が裏目に出ます。何度も繰り返していますが。地道なスカウト活動を通じて埋もれた才能の有る高校選手を見つけ、ドラフトでとり、じっくり育てる。遠回りなようで最も確実な戦力になるのですが・・・


 

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