植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

雨が降ると得した気分

2023年04月26日 | メダカ
待望の雨であります 恵みの雨です

本日は待望のゴルフコンペが中止になりました。長年勤務した金融機関のOBが集まる大コンペでしたが2回続けて中止になっています。日頃の行いの悪い先輩方も大勢いましたから、雨でも仕方ないかもしれませんね(笑)。この寒い中雨に濡れて風でも引いたら馬鹿らしいです。そうでなくても平均70歳以上の老人軍団ですから。

このところずっと降雨がなく、園芸をやる身にとっては降ってほしい、と思っていたのです。先輩方や事務局には悪いけれど、雨で中止というメールが届いたとき、「やった」とちょっと嬉しかったのが本音であります。しめた!一日儲かった、室内でやること=篆刻・書道の時間が取れた💖と得した気分になります。

バラにせよ野菜や果樹にせよ、成長する春の時期に土中の水分が無いのは困るのです。見かねてホースで水やりしても。「焼け石に水」実際に相当水やりした後土を掘ってみるとわずか数センチくらいしか湿っていないのです。雨の力自然の力には敵いません。今日一日降り続く予想ですからしっかりと公平にマーガーデンを潤わせてくれるのですから、ゴルフやコンペなどなくてもなんともありません。

このところ園芸と篆刻をメインにした日々が戻ってきましたが、やることや人に会うこと、片づけなければならない事柄が多く、5時起きで働いているのです。おりしもメダカの産卵や花屋さんへの納品という作業も加わりました。気温が上がってくるとメダカプールの水質が急激に悪化します。食欲旺盛になり産卵も始まります。繁殖させるための採卵・プール洗浄に加えて一念発起して3千匹ほどのメダカの「分別」に踏み切りました。オロチ系(黒)、ミユキ系(ラメ白)、赤めだかなどを外見でより分けて別々の容器に移し替えするのです。
メダカが何匹居るかは推計であります。一つの容器に入っているメダカの数をざっと数えればだいたい100~300匹育っています。15個のプールならば平均200匹として、少なくとも3000匹くらいはいるだろうとの推計が成り立ちます。これを全部チェックしながら選り分けるのは、地道ですが案外楽しいのです。

その目的は、花屋さんに納品するときの「ミックスメダカ」の構成の平準化(つまりどのセットも差が出ないように同じような混成にする)をはかり、簡単にパックを作れることが一つ。種別ごとに純正種を繁殖させるのがもう一つの目的です。今までは、わざと一つの容器にいろんな種類のメダカを入れて「新種」が偶然出てくるのを狙っていましたが、だんだん似たようなものが増えて、どれが混血の新種化も判別できなくなっているからです。本来メダカの繁殖は、一つの珍しい特徴を持った種類だけを純正種として育て、更にその中でも優れた特徴の個体をより出してそれ同士をまた掛け合わせる、という方法を繰り返して新種を生み出すのです。

これから、ちゃんと掛け合わせるメダカの組み合わせを計算し意図的に新種創出に取り組もう、というわけです。ワタシのオフィスの屋上には10数個のメダカプールがあって、ローテーションで水替えを行い1,2週間で新しい水になるようにしております。今はこれに孵化用の小さな容器が二つ加わりました。
毎年、この時期から7月くらいにかけて累計で100パックほど持ち込んでいると思います。1パックあたり7,8匹ですから1年で800匹ほどがワタシのもとから離れます。さらにメダカの寿命はいいとこ3年ですから、やはり数百は死んでいなくなるのです。

つまり、年間千匹以上のメダカを新たに育てなければ、数年後には屋上からメダカがいなくなるので、この時期には水替えの都度細かい目のざるを使って採卵する、産卵床を入れてそこに卵を産み付けさせる→別容器で孵化させ親メダカたちとは隔離する、という作業が欠かせないのです。

雨でなければ、その一連の作業をやるのですが、さすがに傘をさして雨の中でやることではありませんね。注意すべきただ一つのことが、大雨になりプールから水があふれメダカが逃走することだけです。今日は後で、分別したブランドメダカ用に3個の容器を買いに行きます。メダカは「保護色」という生まれつきの能力があり、周囲の環境に適合した色や模様に変わっていくのです。ですから黒メダカは真っ黒な容器、赤メダカは赤いケースに入れて育てるのです。

今日一日はガーデニングは忘れます。室内の多肉・観葉植物・非耐寒性植物などに水やりしたり管理する程度にとどめましょう。気力がだいぶ充実してきたので書道と篆刻三昧の一日にしたいと思います。

あー、一日得したなぁ

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