植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

コロナは自然界の精霊からの御遣いかもしれません。

2021年05月13日 | 時事
 いきなりでアレですが、マイガーデンの片隅で野良猫が死んでいました。前日の夕方までその場所で果樹の剪定をしていた時は異常がなく、夜から朝方にかけて、植え込みにたどり着いて息が絶えたのでしょう。外傷はなく毛艶もあり痩せてもいませんでした。死因は特定できません。まさかコロナ?家内に話すと、猫は腎臓病に弱く突然死ぬことがあるそうです。彼女によると、マイガーデンになる前は数十年間駐車場だったのですが、今まで2匹の猫の死骸を見つけたそうです。4~50年で3匹目とすればさして驚くにはあたらないのかもしれません。

 その猫は、柑橘「清見オレンジ」の木の根元に真っすぐうつ伏せになっていました。ビニール袋に入れ、たむけの花がわりに手近な花を手折り段ボールに入れて市役所に持って行ってもらいました。

 犬猫に限らず、昔から野生の動物は死期が近づくと、山や藪など人目に付かないようなところで最期を迎えるといいます。ワタシは動物は弱ってきたのを自覚すると、本能的に外敵に襲われないような茂みに身をひそめるのだと思います。死期を悟ったわけではなく、死ぬまで身を守ろうとしているのです。

 園芸を続けると植物が持つ生命力には驚かされます。毎日草取りをしています。雑草は驚くべき成長力と繁殖力を持っています。土から芽を出したら雨の翌日には5~10㎝も葉を伸ばします。するとすぐに花を咲かせ種を持ちます。個体の生長と保身より、子孫を残すことを優先させるのです。種だけでなく、根を伸ばし株が分かれ、根茎や球根でどんどん繁殖します。植物によっては、茎から落ちた葉や枝が根を出して立派に成長します。

 メダカを飼えば、スネールという厄介な巻貝に悩まされます。サカマキガイです。小さいうちからゼラチン状の卵を産み付け、あっというまに繁殖します。大きくなれば浮いたり沈んだり流れに身を任せていますが、孵化し立ては芥子粒のような体で俊敏に動き回ります。メダカなどに捕食されるからです。こいつの厄介なのはもう一つ、雌雄同体で一匹で自家受精・ 繁殖するということです。メダカを買ってきたり、水草を入れると網目まですり抜ける僅か一粒の幼虫が大繁殖してしまうのです。

 それに引き換え、人間。なんと繁殖力の弱いことか。手や足を植えても人間は生えてきません。自家受精も出来ませんし、細胞を取り出して増殖もしません。日本では、夢も金も失せた若者が増え、とっくに出生率が死亡率を下回り人口減少が加速しています。それなのに、この地球上では史上最多の人類が存在しているのです。

 懸念されているのは「食糧問題」、このままでは100億人に達すると言われる人口を賄う食糧が自給できなくなるのです。農地を確保するために森林が焼かれCO2が排出され 、森林面積が激減しているために、温暖化や砂漠化が進行し、農作物の生産環境は悪化の一途です。

 先日観たアマゾンの先住民のドキュメンタリーで、古老が「コロナは森の精霊からの警告だ」と言っていたのが耳に残っています。畑を拡充するために森を破壊しに来る侵入者、あるいは密猟者たちがコロナを運んで先住民たちに感染させているとのことでした。

 森の奥深くに住む野生の動物から伝播し変異を続けてきたコロナウィルスは、享楽的な人類が、無秩序に自然を破壊し続けてきたことに対する地球や森の神からの最後通牒かもしれないと思うのです。このままコロナが沈静化しないでもっと凶悪化、重毒化した変異ウィルスが出現する可能性は否定できないのです。レミングの死の行進のように増えすぎた人類が、わずかに残された動物としての本能の赴くまま「人類滅亡」への道を突き進んでいるのかもしれませんね。


 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本人は歴史上最も「不幸」だ | トップ | 中国人もワタシもお宝好き »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事