連日恐ろしい程の暑さが続いています。「今は昔から伝えられている厳しい夏の土用の期間中なので、
土用開けまでもう数日の我慢を続けて体調に注意しよう」と自分自身や家族に言い聞かせています。
8月7日の立秋を迎えたら残暑は残りますが、気分的にも峠を越した感じになれると思っています。
さて、7月の半ばに、スマホの引っ越しがすんで一息付けたと安堵してぐっすり眠れた翌朝のことです。
目を覚ますと霧がかかった状態に辺りが見えたのです。朝起きて直ぐだから目が霞んでいるのかなと
思っていました。元々ドライアイで通院していたのですが、今回いつまでたっても霞の中にいるような
白いヴェールが掛かったような変な見え方で異常を感じました。直ぐに近くの眼科で診てもらいましたら
視力に異常はなく(0.7、0.6)眼圧も正常で少し左目に眼底出血があるということでした。
疲れ目なので点眼薬をつけて1か月後にチェックに来るようにと云われました。
3~4日様子を見ましたが曇り方が改善せず、夜中に目を開くと一瞬、黒い葉っぱの様なものが沢山
パッと出るのです。5日目に夫の緑内障の主治医で、私も付き添いを兼ねて定期的に通っていたU眼科の
顧問先生のところに伺いました。U先生は医大の教授を退官後、市民病院の院長を経て息子さんの眼科医院の
顧問医をされています。夫とは偶然にも京都府下の公立高校の先輩後輩なのです。(夫が先輩)
瞳孔を開いて診て頂くと直ぐに「これは大変、ぶどう膜炎を起こしている。紹介状を書くから、直ぐに
大学病院に行って下さい。」とその場でぶどう膜炎専門のK先生に電話をかけて下さいました。
(ぶどう膜は、目の中にある虹彩、毛様体、脈絡膜の総称で、ぶどう膜炎は、ぶどう膜と
それに接する組織が炎症を起こしている状態です。)
幸いにもK先生の外来は翌日でした。詳しい検査で時間が掛かるから早めに行くようにと云われていました。
K先生は若い精悍な先生で全身的に異常を調べる血液検査を受けました。採血の方から「かなり沢山の血液を
採りますので済みませんね。」と云われただけに瓶10本、100㏄位採られました。そしてその日は点眼薬を
処方して頂きました。
メインのベタメタゾンリン酸エステルというお薬を使い始め、翌日には元に近い位良くなっているのが
分かりホットしました。最初に劇的に改善されたのです。その後はほゞ同じ状態で、元々白内障手術では近くに
焦点を合わせてあるので少し離れた所や遠くは元々少しボケて見えているので、8割9割がたのこの状態が
限界なのかなと感じていました。
そして1週間後に診察を受けました。気になっていた血液検査の結果は問題が無いということで原因不明?と
いうことでしょうか?炎症が収まってきれいになってきているということで点眼が6回から4回に減りました。
ぶどう膜炎といっても色々な原因や症状があるようです。パソコンやスマホの見過ぎですかと伺ったら
そうではないように云われ、これからも続けていいと云われました。
でも目を酷使してストレスフルだったことは身をもって感じていますので、自重しなければいけないと
思っています。1か月後に再診の予約を頂いています。