今日8月9日は長崎に原爆が投下されてから77年目の日、絶対にウクライナで世界で核が使われないことを祈ります。
高校時代の親しい友人、陽子さんに電話を掛けようと思っていたら以心伝心で先方から電話が掛かったきました。
陽子さんはその名の様ににいつも明るく前向きで博識なので私は多くのことを学ばせてもらっています。
昔から学年の中心的存在で東京の女子大で学ばれ結婚後は、ドイツやアメリカでの駐在生活を経験されています。
私のブログを時々見て偶にコメントを下さる大変頼りにしているの同級生です。お互いの近況報告のあと、
彼女が「タウンゼンド大佐の本を元に、戦後や現在の長崎の映像も沢山でてくるので是非この映画を見て!」と
「長崎の郵便配達」という映画を薦めてくれたのでした。九死に一生を得た被爆体験をされて
核の恐ろしさと反対を訴え続けられた谷口スミテルさんの被爆体験がベースになっているようです。
この映画は8月5日に一般公開されています。新聞の映画評で題名は知っていましたが
その映画が被者爆者で核廃絶を訴え続けられた谷口スミテルさんとあの有名なタウンゼント大佐と
その一人娘イザベルさんとの交流に基づいたものだと知って、驚きました。タウンゼンド大佐という方は
若い方々は御存知ないかもしれませんが、エリザベス女王のただ一人の妹さんで美人の誉れ高かった
マーガレット王女との世紀の悲恋が世界中に報じられて世間を沸かせたあまりにも有名な方でもあります。
相思相愛の王女と大佐が当時の厳しい王室の掟で結婚を阻まれ、悲しい離別後、ジャーナリストの道に
進まれていたことを初めて知りました。そしてジャーナリストとして遠い被爆地の谷口さんと出会われて
取材を重ねられて本に纏められていたのでした。
この映画の予告編を見て、長崎の谷口さんとタウンゼンド氏とのいきさつが分かり易かったので
主にそちらから映像をお借り致しました。
若き日のマーガレット王女
谷口さんは16才の時、郵便配達中に被爆されて背中一面に大やけどを負われたのです。
九死に一生を得たものの、1年9か月間、仰向けに寝ることが出来なくて、胸側も傷つき痛みの納まらない日々を。
その時代の厳しい王室の掟により王女と離別後、別の女性と再婚、ジャーナリストになられた大佐。
そしてタウンゼンド氏は80才で亡くなられて娘のイザベルさんがお父様の遺志を引き継いで
川瀬美香監督のもとこの映画が完成したようです。
残念ながら、近所の映画館では未だ上映されていないのです。友人によると、第7波のコロナ禍に
懸かってしまい映画館では観客が少なったように聞いています。チャンスがきたら、必ず見るつもりです。
最近娘達や孫達が当時の長崎の事などに関心を寄せていますので先々、ⅮⅤDも出来るといいと思っています。