ASIAの独り言

   

粉もんラブ

2020年06月15日 20時23分09秒 | 
今日のランチはお好み焼き。服にソースの匂いがついても平気な同僚と入店。
ランチと言いつつランチセットにしない。サラダとドリンクついて安いけど単品一択。
ササッと食べて出て、コーヒーを飲みに行くから。そこでゆっくりする贅沢を選択。

カウンターに並んで座り、お冷を飲み、メニューを開く。
それぞれ頼むのはバラバラ。合わせる気ゼロ。かぶるのもゼロ。カロリーゼロ(ウソ)。
私は豚玉。他はモダンだのミックスだの。注文後店員がカードを出して言う。トッピングサービスですと。
一枚引いて、そこに載ってるトッピングが追加されるとのこと。

差し出されたカードは四枚。一枚ハズレなので、ババ抜きの終盤のような緊張が走る。負けられない。
一枚明らかに取りやすいよう、ちょっと飛び出ている。これは罠だ。ざわ……ざわ……
両端のカードが普通で、怪しいカードの隣りのカードが転校生のように気配を消している……これも罠か?
店員の目を見た。余裕あり。私を与し易いと侮ってる。入店後低姿勢で敬語を用い、
神様になれない私は、この飛び出したハズレカードを引く……彼女は勝利を確信している。
そう確信した私は、転校生を引っ張り出した。前へ出なさい! 勝つのは私だ!
裏返す前に店員をチラ見した。楳図かずおの漫画みたいな顔で驚いてる!
勝った! 裏返した! ねぎたまって文字が見えた! ハズレじゃない! やった!
メニュー見たら、たまごが150円、ねぎが200円。両方ゲットした私の完全勝利! 両手の人差し指で空を指し、上を見た。



これが勝者の昼餉。ねぎたっぷりの上に目玉焼き。切ってはお皿に移し、こぼれたねぎをすくって載せ、食べる。
いや~美味しいな~……プロはさすがだわ。足りなければソースかけるよと優しい提案。でも要らない。
何も足さない何も引かない。充分美味しいから。メインの豚がまた、生姜焼きで食べたいくらい美味しくて最高。
途中から黄身を崩すのは定番。半熟の黄身がソースと混ざると、また美味しいんだな~これが♪
ねぎのサポートも効果的で、最後のひと切れの最後のひと口まで美味しく食べられた。
私に倣って熟考した同僚はねぎのみ。テキトーに引いた同僚はねぎたま。人生いろいろ。

コーヒー飲みながら同僚は言った。カード引くとき、私が人殺しそうな顔してたと。
うん、自覚はある。でも何事にも一生懸命な自分を、有森選手と一緒に褒めてやりたい。
……と心の中でつぶやき、おかわりを頼んだ。