ひねくれ者の戯言

少しでも前向きになれるものを見たいって思ってると、そういう番組、コーナーに出くわす。
気のせいだけど、嫌な気にはならない。非科学的と言われても気にならない。

ただ最近、ちょっと食べ過ぎに近い気にはなってる。
出る人出る人みんな、頑張ろうって言うのが気になってる。
いや、頑張らなきゃいけないなって思うし、実際頑張るよ？
でも、そういう励ましもこんなに続くと、ちょっとしんどいというか、疲れるというか……
画面越しに語りかけられても、彼らの前向きな明るさを眩しく感じる自分がいるわけで。
こんなに頑張って、頑張って、んで、
これ以上いつまで頑張らなきゃいけないんだろうってネガティブな気もしてくるわけで。

歌で励ますって色んな人がリレーで歌ってるのを見ても、元気になれない。
ダンスも演奏も同じで、上手だなとは思うけど、見れば見るほど、
こんなことしなきゃいけないくらい、コロナで大変なんだよ……って背景の方が重く見えてくる。
いい方にも悪い方にも、今が特別な状況だってことを突きつけられるんだ。

勿論コロナで疲れてるのはみんな同じなんだから、というより、
医療関係者を始め、もっと大変な状況で文字通り必死に頑張ってる人たちがいるんだから、
何を見てどんな気分になっても頑張るんだけどさ。
だからこそ、その頑張ろうって気持ちに、今は前向きな燃料をこれ以上注がれたくないなって感じ。
勿論後ろ向きな番組やコーナーで燃料を削がれたくもないけどね。

そういう意味で今、一番いいのは映画を見たり漫画や小説を読んだり、音楽を聴いたりすること。
作品に没頭してる時はコロナのことを忘れられるし、楽しめた分、元気になってるから。

こんなこと書いてるけど、まだまだ頑張れるし、頑張るし、しぶとくやってく所存。