行雲流水の如くに

女性が投票に行けば戦争は起きない

女性に参政権が与えられたのは、戦後の1946年。GHQによるものだった。

納税額に関係なく男性に参政権が与えられたのが大正14年(1925)だが、この時女性にも参政権をと婦人参政権運動が起こされた。

この運動の中心にいたのが、ガントレット恒子だ。

明治6年(1873)愛知県に山田恒子として生まれた。イギリス人牧師に見初められ結婚。国際結婚第一号だ。

女性に参政権が認められなかった時、彼女は肩を落とし次のように語ったという。(選択 石井妙子)

「女性が参政権を持たなくては、平和な社会は実現せず、戦争へと突き進んでしまう」

そして、その憂いは現実のものになる。

 

男性と女性の投票率はほぼ同じである。

年代別に見れば若い人たちの投票率が低い。

投票率のデーターを見ていて懸念を持ったのは、65歳以上の女性の投票率が男性に比べて低いことだ。

(低いと言っても全体の投票率よりは高いのだが)

男性 69.97%   女性60.29%

 

政治がおかしな方向に走り始めた時、最終的には投票でしかこの動きを止められない。

この危険な動きはボヤの段階で消し止めないと火が燃え盛ったらもう止められない。

「政治家がだらしないから」とか「よくわからないから」という逃げ道を探していると、その被害は最終的に女性や子供が受ける。

日ごろから政権与党(自民・公明)の動きには良く注視しておくことが必要だ。

それは戦争体験があるかもしくはその話を受け継いでいる世代の責任だと思っている。


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