行雲流水の如くに

裏目に出た岸田首相の「派手でないエリート好み」

岸田首相は早稲田大学卒だが、「派手でないエリート」が好みらしい。

(選択12月号)

最も岸田に早稲田らしさはあまり感じない。どちらかと言うと開成高校のイメージの方が強い。

この「派手でないエリート好み」というところが岸田らしい。

早稲田にこんな好みはないから開成高校の好みなんだろう。

発足時の岸田内閣19人のうち東大・同大学院卒が8人、英米留学経験者が6人だ。

さらに出身高校がどこかと言うことにもこだわりがあるという。

開成、筑波大付属駒場、灘など。開成は自分の出身校だ。

 

しかし、この「派手でないエリート好み」が裏目に出た。

やめた3閣僚、

山際大志郎 山口大・東大大学院

葉梨康弘  東大・ハーバード大大学院 

寺田稔   東大・ハーバード大大学院

この3人は、世間でいうところの「頭の良い人」だ。

しかし知性や智恵がない傲慢なエゴイストだったということが露呈した

 

ある人を、尊敬できるかどうか、それを判断するための基準は、いくつかあるでしょう。

しかし、私の見るところ、誰かを人間として立派であると認める場合、いちばん大切な条件は、その人物の生き方が毅然としていることではないでしょうか。

つまり、気持ちの奥底に、昂然とした、気概、を持している姿勢です。 

 谷沢永一


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、こんにちは。
谷沢永一(たにざわ えいいち)の本は結構読みました。
逆に矢沢永吉(永ちゃん)の歌はほとんど知りません。(苦笑)
谷沢は関西大学の名誉教授だったのですが、本音ベースの人間学(人間とはいかなるものか)の語り口に魅かれました。

明治維新から太平洋戦争までほぼ75年、そして戦後から現在も75年。
太平洋戦争時に、この国を率いたリーダーたちは概して「エリートで頭の良い人」だったのでしょう。
しかし責任を取るという気概がなかった。
そしてこのところ繰り広げられている右往左往!
同じような状況です。

雑草、草根魂、いいですね。大好きな言葉です。
knsw0805
行雲さん、おはようございます。
浅学菲才な身のため、一瞬永ちゃん?と思いましたよ(笑)全く知らないためインターネットで調べました。行雲さんの文章は私にとっては勉強の連続です。物凄い読書量ですからいつも感嘆しています。私は今朝の文章を読んで思うのは「知性や智恵がない傲慢なエゴイスト」に尽きると思っていますし、やはり「正しい歴史観」の見方です。過去にどのような本を読んで来たのか、勉強して来たのか、どうした先生に師事したのかで決まると思います。私も若い時代は古今東西の歴史書や第二次世界大戦時代の軍部のありかたや、太平洋海戦史など読み漁りました。彼らは幼い時よりエリートで「頭の良い人」だったのでしょうが刀剣を作る時の鋼の強さがないのではないかと思います。今朝の文章そして彼らを見ていますと「鉄は熱いうちに打て」と言われますがしみじみそう感じます。私の母は「kenちゃん、男は踏まれても蹴られても立ち上げれ」なんていつも私を励ましていました。雑草、草根魂ですよ、そこに幅広い、豊かな人間愛に満ちた人物が築かれて行くと思います。
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