昨日の朝日新聞に新外交イニシアティブ代表猿田佐世さんの記事が載った。
米議会関係者との面談は600回に及ぶ。
既存の外交ルートには乗らない日本の多様な声を届けてきた。
米軍基地、安全保障、原発など。
「今必要なのは戦争を起こさないための外交です」 猿田佐世
その心意気や良し、大いに応援したい。
一方、日本政府による対米外交は、安倍・菅・岸田と3代にわたり協調と言えば聞こえが良いが従属化が進んできた。
防衛費の倍増論議などは完全におかしい。
岸田首相は国会に諮る前に米国のバイデン大統領に約束をしてきた。
さらに日本政府や大企業が多額の資金を提供しているCSIS(戦略国際問題研究所)が、中国による台湾侵攻のシナリオを発表した。
これなどは日本メディアに報道させて台湾危機を煽っているようなものだ。
31日、福田元首相が中国の政治局員王毅氏と会った。
「ハイレベルな交流を保ち誤解を無くすべきだ」福田元首相
日中間にはいろいろな問題点がある。
しかしその問題点をつぶす努力もせずに軍事的緊張を高めることは両者にとって得策ではない。
林外相も中国の秦剛外相と会うようだ。ドンドン会った方が良い。
力頼みの安全保障によって平和を得ることは出来ない。
平和によって安全保障が得られるのだ。
ヨハン・ガルトゥング(平和学の父)