行雲流水の如くに

山上徹也・木村隆二容疑者の心の闇を考える。

山上容疑者による安倍元首相殺害事件、そして木村容疑者による岸田首相への爆弾事件は似た部分が多い。

二人に共通しているのは「社会から孤立している」という気持ちだろうか。

その孤立感をいやす何かが決定的に欠けていた。

それは親の愛情や親友であったり、場合によっては仕事や宗教であったりするだろう。

 

親鸞の「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」

この言葉は深いし、なかなか理解しがたい。

高森顕徹氏は次のように解釈している。

阿弥陀如来は、すべての人は、「煩悩の塊」であり、助かる縁なき極悪人と見抜かれて、「我にまかせよ、必ず救う」と誓われているのだ。

もし彼らを全面的に受け入れてくれる人なり宗教があれば別の道があったのではなかろうか?

 

この国がいま問われているのは、

安倍・菅・岸田と三代にわたる「倫理観の喪失」が目に余るということだろう。

それはひいてはその政治スタイルを糺すことの出来ない国民の側の無力さもあるのだが。

1930年代に、クーデターやテロが頻発したのだが、その遠因は昭和恐慌による国民の困窮、それを収められない政治の混迷があった。

それを横目で見ながら、軍部が力を得て国家社会主義的な方向に走り出したところにある。

岸田政権が危ういのは、物価高騰という庶民の困窮を見過ごして防衛費倍増に走っていることだ。

一旦立ち止まって、

この国をもう一度見つめ直す機会にすべきではなかろうか。


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コメント一覧

megii123
徒然さん、こんにちは。
おっしゃる通り、「若者の生き辛さ」が顔に出ていますね。
最後は個人の問題になるのですが、それで済ましてしまうにはかなり闇が深いような気がします。
彼らの周りに徒然さんのような人がいなかったのかと、残念に思います。

特定のイデオロギーにかぶれての犯行でないだけにこの国が陥っている「精神力の衰退」が気になります。
やはり指導者の立ち居振る舞いも大事だと思います。
megii123
dankainogenkiさん、こんにちは。
このようなタイプの人たちがこれから増えてくる(もう増えているのかもしれませんが)事を心配しています。
どこに問題があるのか、一人一人が考えなければならないと思います。
nonaka12345
おはようございます いつも拝読致しております

山上徹也・木村隆二容疑者この2人に
若者の生き辛さの閉塞感を感じました
同じ顔に見えたのは私だけでしょうか

今回の木村隆二容疑者には幼稚さの視野の枠
政治家になりたいなら まずは研鑽を重ね
人々の悲しみ苦しみ辛酸を理解しなくては
人々の中に居てこそ勉強ではと

安倍さんに関しては
そうなるべき要素があったと 国葬なんてもってのほか
山上徹也に関しては親の環境 インチキ・詐欺宗教の
生活の苦しさ そのことにより 精神が破壊
精神的病を治すには長い年月かかることでしょう
dankainogenki
生い立ちに共通点あるようですね。
家族にも問題がありそうですね。
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